クロスライン 凶弾のターゲット(2002年) | 勝手に映画紹介!?

クロスライン 凶弾のターゲット(2002年)

 

今月に入って頻繁にリピートされてるものの、外出自粛のせいもあり、本来のケーブルテレビの契約者であるウチの兄貴殿と利用時間がバッティング…なかなか録画できなかったシネフィルWOWOW放送の「クロスライン 凶弾のターゲット」をようやくエアチェックできたので鑑賞…実はこの作品、何年か前にテレ東の午後ロー(午後のロードショー)で見た「バーティカル・ターゲット/大統領狙撃計画」の続編…シリーズ3作目だから、余計に見たかったんだけど、実は全3作品のうち、前にオイラが見た2作目だけ主演女優が違うという謎仕様になっている(笑)

 

シークレットサービス大統領警護チームの女性チーフ、アレックスは…大統領やその娘ジェスからも信頼されていた。プライベートでは長年付き合っていた恋人のグラントと結婚したのだが、日々の多忙ですれ違いが多くなっている。その日も、オレゴン州ポートランドにある米軍基地で起きた爆破テロで多くの将校が犠牲になり、大統領は急遽、追悼式典に出席を決意…アレックスも新婚旅行の予定をキャンセルして同行することに。そして式典の最中に大統領が何者かに狙撃され、生死の境をさまよう。アレックスは責任を感じながら、犯人を追うのだが…。

 

全3作あるシリーズものの3作目が本作…世界観や脇役を演じる役者は毎回同じなんだけど、なぜか2作目だけ主役の女捜査官を「ブレードランナー」や「キル・ビル」でお馴染みのダリル・ハンナ姐さんが演じていた。本作で主人公を演じているマリエル・ヘミングウェイの方が、本来はオリジナルキャストということになるのだが…1作目を飛ばして2作目を見てしまったオイラとしては、やっぱりダリル・ハンナ姐さんの方が、アクション映画のヒロインとして華があって、魅力的だったなって思う。本作の女優さんも、決して容姿が悪いわけじゃないが、オバサン感が強い。

 

えーと、まずシリーズを通じたお約束、シークレットサービスの女捜査官を中心に、大統領とはマブダチ同然、その娘ともしかり。そして本作ではついに旦那に昇格している女捜査官のプライベートのパートナーも、かつて何度も大統領の命を救ったことがあり、毎回、仕事を優先する女捜査官とギスギスしたりしながら…事件にクビをつっこむ…みたいな設定、登場人物の関係性をおさえておくことが、物語を楽しむうえで重要になってくると思う。邦題もバラバラ、DVD化されてるのは本作のみということで、日本ではシリーズものという認知度がやや低めです。

 

そして…どうやらオイラが未見の1作目(「バーティカル・クライシス」というタイトル)で描かれたらしい、大統領の娘が誘拐されたエピソードが密接に物語、事件に関係。米軍基地で将校をまとめて爆殺した犯人グループの真の目的は、大統領本人への狙撃と、あともう1人…過去の誘拐事件を解決した際に、その誘拐犯を射殺(?)した主人公の女捜査官への復讐であった!こういうところは、3作目のテロリストが、1作目のテロリストの兄だった「ダイ・ハード」シリーズをちょっとダブらせる。まぁ、セリフで補足の説明はあるので、1作目を見てなくても理解できました。

 

午後ローで見たダリル・ハンナが出てた方が、冒頭からガンガン銃撃戦があったりして、アクションは見ごたえがあったかな?事件発生前…女捜査官が自宅に帰り、旦那とベットでイチャつきながら、布団をかぶると…カメラがそのままズームアウトし、中央に“猛々しく直立したサボテテンの鉢植え”が映し出されるという、ベタすぎる性的な暗喩に思わず爆笑してしまう。もともとはテレビムービーなので過度なお色気要素が入れられなかったのだろう。あと、新任のイケメン捜査官のゲイ疑惑ネタも早すぎる種明かしと、忘れた頃に出てくるどんでん返しに注目!

 

 

監督:アーマンド・マストロヤンニ

出演:マリエル・ヘミングウェイ ダグ・サヴァント グレゴリー・ハリソン ジェナ・リー・グリーン ワンダ・キャノン

 

 

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