リーサル・コネクション(2019年) | 勝手に映画紹介!?

リーサル・コネクション(2019年)

リーサル・コネクション,The Mongolian Connection

 

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックした「リーサル・コネクション(原題:The Mongolian Connection)」を鑑賞…FBI捜査官が米国で捕まえた犯罪者をモンゴルに護送することになったが、そのせいで、現地で様々な陰謀、トラブルに巻き込まれるといった感じのアクション。アサイラム映画「ZOOMBIE ズーンビ」のカイウィ・ライマンなどアメリカ人俳優も多数出演、監督もアメリカ人なんだけど…製作国は作品のメイン舞台と同じモンゴルということなので、括り的にはアジア映画になると思う。

 

FBI捜査官のウェイドは潜入捜査中に…モンゴルの犯罪組織に属する用心棒セリクを捕まえるのだが、上司から彼をモンゴルに護送するようにと命じられる。一方、モンゴルではセリクが属してる組織のボス、アルスランが力を誇示しており、モンゴル警察の刑事ガンツリグは、組織の壊滅に執念を燃やしていたのだが…警察内部にもアルスランに通じている裏切者がいた。そんな中、アメリカから護送されてきたセリクが、アルスランの裁判で証人として出廷することになる。ウェイドも護送に同行していたのだが、行く手にはアルスランの手下が待ち受けていた!

 

WOWOWの解説にも“米国の捜査官と海外の刑事がコンビを組むという、「ブラック・レイン」とよく似た物語のバディムービーかと思いきや…”ってあったけど、確かに出だしはありがちな「ブラック・レイン」フォーマット(最近だと韓国映画の「コンフィデンシャル/共助」とか、海外ドラマ「S.W.A.T. シーズン3」の第13話なんてもそうだった)で始まる。が、しかし…途中からは、護送してきた犯人とも協力、現地の悪徳警官や犯罪組織と戦うという展開へ。それこそ対象者を護衛しながら逃げるだけなら、昨日見た「トリプル・スレット」なんかともちょっと似てるんだけど…。

 

本作の一番の注目点は…FBI捜査官やモンゴルの刑事よりも、極悪非道な悪党だと思っていた犯罪組織の男が、強くて、頭もよくて、一番かっこよかったってところじゃないですかね?おまけにイケメンで、若かりし頃のマーク・ダカスコスのような甘いマスクが魅力。最初は警察なんかに協力するつもりはなかったんだけど、属していた組織が、自分を助け出すのではなく、命を奪うという選択をしたことで、直ぐに置かれている立場を理解し、その後の身の振り方を考える。一応、改心しよう、なんとしても生き延びようとするには他にも理由があるんだけどね。

 

三者がお互いにギスギスした関係だったんだけど…共通の敵を前にしたことで、段々と絆を深めていく。銃撃戦、格闘、カーチェイスと…ハリウッドナイズされたアクションはどれも及第点。特に、クライマックス…走行中の列車内に現れた襲撃者を、狭い通路と客室で撃退していくシーンはなかなかの迫力だった。ハードなアクションが繰り広げられる中、お国柄なのか、車の右ハンドルと左ハンドルの混在率が妙に高く…車を運転する機会が訪れるたびに、アメリカ人のFBI捜査官が運転席の位置を間違えるというお約束ギャグの積み重ねがなかなか良かった。

 

あと、始まってすぐに…モンゴルの刑事が、警察の協力者に盗聴器をつけて、食堂みたいなところで待ち合わせした犯罪組織の人間との会話を盗み聞きしてるんだけど、そこにやたら音量をでかく鳴らしたラジオを持ったジジイがタイミング悪く(映画的にはタイミングよく?)現れて、盗聴の邪魔をした挙句、偶然に周波数が合致して盗聴までバレて、捜査が台無しというシーンがある。なんで張り込んでる警官はもっと自然にあのジジイを排除できないのか?ジジイももしかしたら組織の回し者かなんて一瞬考えたけど、本当にただの迷惑なジジイだった(笑)

 

 

監督:ドリュー・トーマス

出演: カイウィ・ライマン アマルサイハン・バルジニャム サンジャル・マディ ザンドス・アイバソフ

 

 

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YouTubeに予告がありました!

 







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