やくざ非情史 血の盃(1969年):チャンネルNECO録画 | 勝手に映画紹介!?

やくざ非情史 血の盃(1969年):チャンネルNECO録画

 

先週、チャンネルNECOでエアチェックした…安藤昇の任侠アクション、やくざ非情史シリーズ3作品を順番に消化中…今度は2作目の「やくざ非情史 血の盃」なのだが、実はこの作品だけ、過去に近所のブックオフで中古VHSを見つけて、その時に鑑賞経験あり。既にこのブログをはじめていたので、遡って記録を調べると…かれこれ今から12年5か月前、2008年6月のことだった。もちろんVHSは今でもコレクションとして手元に残してある…12年以上の歳月が流れたが、いまだにDVDやブルーレイ化はされていないので、NECOの放送はありがたいですなぁ。

 

昭和20年…復員してきた緒形哲と土井は、米兵に襲われている女性・直美を助けようとするが…逆襲されてしまう。そこへ直美の父親でもある阿佐田組の親分と取り巻きが現れ、加勢して緒形を助けるのだが、その騒ぎで土井とは離れ離れになってしまった。怪我をした緒形は阿佐田組で看病を受けるのだが、男気を買われ、そのまま組で世話になることになった。組を引き継ぐことになった緒形はメキメキと頭角を現し、組に貢献する。一方、組織の吸収合併で勢力を伸ばす大和会は、阿佐田組も傘下に収めたいと考えるが…。 ※過去投稿のコピペ

 

VHSのジャケ裏とか、過去に自分で書いたあらすじ(ジャケの内容をアレンジして情報を追加してる)を読み返しながら…今、この文章を書いてるんだけれども、あれ…だいぶ“あらすじの内容”が実際の本編の内容と違ってるな。VHSのジャケ(現在、ネットに挙がっている映画データベースサイトの公式的なあらすじも同じ内容)には、復員してきた安藤昇演じる緒形と、内田良平演じる土井が…米兵に襲われた阿佐田組の親分の娘を救ったことで、別れ別れになると書いてあるが、劇中で実際に緒形が助けたのは靴磨きの少年で、既に土井の姿はなかった。

 

米兵にからまれた靴磨きの少年を助けようとして、逆にボコられる安藤昇…そこに阿佐田組の面々が助けに現れて、それが縁で…正式な組員になったところで物語の本筋に入っていく。タイトル明けでは既に組の中でだいぶ出世している安藤昇、親分も本当は跡目にしたがってたんだけれども、自分は拾われた身だからと頑なに固辞。古株の組員を次期組長として推し、自分はサポートに徹すると。そんな安藤昇が属する阿佐田組は…暴力団ではなく、義理人情を大事にする、いわゆる昔ながらの“博徒”。地元民には慕われるが、裏社会からは疎まれている。

 

案の定…吸収合併を繰り返して勢力を伸ばしている巨大組織と対立が生じる。ここで巨大組織から、阿佐田組を潰せと命じられるのが、安藤昇の戦友で、芸能事務所を経営している内田良平。前作はムショ仲間の友情、絆を描いた作品だったが…今度は戦友の話なのね。でもって、戦友と自分の属する組織の板挟みにあってしまうんだけれども、たまたまこの抗争に、内田良平の堅気の妹が巻き込まれてしまい、だんだんと組織に反感を覚える。結果的に安藤昇らを助けることになり、自分も堅気になろうと決意するんだけど…然うは問屋が卸さないとなる。

 

敵の罠にはまって…安藤昇が“お勤め”に出てる間に、組を解散にまで追い込まれ、身内や仲間が何人も殺されるという事態に!ムショから出てきた安藤昇は覚悟を決めて、一人で敵地へと乗り込んでいく。巨大なヤクザ組織の裏には大物政治家が関与!安藤昇に命を狙われた時に、無関係を装って逃げようとするんだけど…その時に安藤昇が放つ“てめぇみたいなのが一番薄汚ねぇ”という言葉にゾクゾクっとする。どうせ取り調べを受けている秘書のせいとかにして逃げるんだろう、元首相のアノ人にも…誰か、こういう言葉を面と向かって言い放ってほしい。

 

 

監督:中川順夫
出演:安藤昇 木村功 内田良平 嵯峨三智子 二本柳敏恵 須賀不二男 夏川大二郎 水島道太郎 沖雅也

 

 

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VHS やくざ非情史 血の盃

やくざ非情史 血の盃






 

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