枯れる

ナイス・エイジ

ナイス・エイジ


突然、声が出にくくなる。
扁桃腺肥大と関係あるのだろう。
このとき限定で森山周一郎のマネができる。
「飛べない豚はただの豚だ」とか。

『ナイス☆エイジ』鴻池留衣著を読む。


『ナイス☆エイジ』は、
アイドル、アイドルオタク、
オフ会、「キャリーケース」型タイムマシン、
ネットとリアルの違いなどを
混ぜご飯風にした作品。
スラップスティックSF、狂騒曲なんだろうが、
ドタバタがぼくにはイマイチ見えにくい。

もう一篇が『二人組み』。
みうらじゅんだったと思うが、
男子中高生時代の自分を
「頭の中がエロでいっぱいで耳からこぼれそう」
みたいなことを言っていた、確か。
主人公は、まさにこの流れにある健康的な高校男子。
本命の彼女にふられた彼は地味な女の子にアプローチする。
合唱コンの練習後、カラオケボックスへ。
彼はいやらしいことの代償に
彼女の家庭教師、赤ペン先生になる。
成績のことしか気にしない親。
本心をわかろうとしない教師。
大人は判ってくれない
忘れていたその頃の気持ちが甦って、こっちまでむかつく。
内緒の恋愛だったが、二転三転。
こっちのドタバタはバッチリ見える。
『二人組み』を表題にした方がよかったのでは。
大きなお世話だけど。

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