「ボールスピードをイメージする」に続きます。
該書からランダムに要旨を引用させていただいております。
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仮想カップをイメージするのか
全体のラインをイメージするのか
曲がるラインの狙い方は、「ブレイクポイント(曲がりの頂点)の延長線上に仮想カップを設けて真っすぐ打つ」と「カップまでのラインを描いてボールを乗せていく」の2つの方法が一般的だが、カップインの確率が上がるのは断然後者。
カップまでのライン全体をイメージして狙うのが正解。
コロンビア大学のM・ブローディ教授の実験によって、仮想カップをイメージするとライン上に打ち出せてもタッチが合わない、ラインよりも内側に打ってしまうというデータが出ている(*1)。
ライン全体で読むと「あそこまではこのくらいのスピードで転がして、転がりが弱まってからこのくらい切れていく」とボールスピードまで計算に入れたライン読みができる。
その結果、読んだラインにあったタッチで打てるので、距離勘も合う。
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*1:これはブレークポイントの読み方の稚拙さにありますね。多くのアマがカップの下側に外す(いわゆるアマラインに外す)のと同じです。
このことについては「もう少し強ければ入った、の嘘」に説明しました。
初心者は前者、パット功者は後者が多いのは事実だと思いますが、理屈で考える傾向の方は前者とも言えます。私も最近は後者ですが、スネークするラインでは、仮想カップを曲がりの数だけイメージしておいてから、後者で読むようにするとほぼ間違いのない読みができると思います。なので、二刀流?!