開幕戦に予落して涙した鈴木愛(*1)が2戦目を制しました(-9)。
7年続けてプレーオフとなってたので、今回もそうではなんて囁かれていましたが、本戦で4打差をつけて見事な決着でした。
鈴木自身も2回のプレーオフに敗れてました(「PRGR L 2018」ではアン ソンジュに敗れ、「PRGR L 2015」では李知姫に敗れている)ので、満面の笑顔で喜んでいました。
鈴木は今季初Vでツアー通算10Vです。
4打差の2位は葭葉ルミ、更に1打差の3位には岡山絵里、福田真未、イ ミニョンでした。
午後は強風で各選手とも狙い通りのショットが打てなかったようですね。こういう場合はピンから離れたオンの確率が高まるので、長いパットを決めれる選手(即ち、パットの上手い選手)が特に有利です。
#15(パー5)で鈴木は左上≒5mからのパット。
スライスラインでしたが、これを7時辺りから流し込みました。絶妙のタッチですね。これで-8。
#17(パー3)では奥のバンカーから下≒1mに乗せてパー。
#18(パー4)では上≒1.5mにオン。これを決めて-9。
「勝てそうで勝てなかった試合に勝ててとても嬉しい」とコメントしていた鈴木のパットはショートパットでもストロークで手を抜かないことも称賛されるべきではないでしょうか。
たとえOKパットのように短くても手抜きはせずに、アドレスをとってフォームもミドルパットやロングパットと同じように行っています。
これはうっかりミスをなくすということですが、パットでは決して取りこぼしをしないという鈴木のしっかりした考えが背景にあるように思います。
TV(TV東京)を見ていて、ペ ソンウが#15で〇とった(-6のはず)にも関らず、TV画面は-5のままで間違いじゃないかなと見ていたら、#13グリーン上のボールが動いたことへの処理の間違いがあり1打の罰が与えられたそうです。そのあたりからソンウのパットは乱れ後退に歯止めがかからなかった印象です(-3の6位Tでフィニッシュ)。
*1:このオフにやってきたことが結果に生かされずゴルフが嫌になって、しばらくゴルフのことを考えなかったと報道されています。
却ってそれが良かったのではないでしょうか。ちょっとの間ゴルフのことを忘れると、ゴルフがとても新鮮に感じて何でも出来てしまうように感じることがあります(あ、これはGreen Keeper個人の感想です)。
来週はTポイントですね、鈴木愛がディフェンディングチャンプです。
鈴木が安定した強さを発揮しそうです。楽しみにしています!!
(スティンプ=11・1/4feet、コンパクション=25)