「鎌田は、ゴールは決めないけど守備をするメッシ?」ドイツ・ブンデスリーガ第4節 1FCケルン-フランクフルト

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ブンデス開幕から3試合で勝ち点ゼロのケルンと、勝ち点7のフランクフルトという対称的なチーム同士の対戦。ケルンのフォーメーションは4-2-3-1で、フランクフルトは長谷部がリベロに入り、鎌田がトップ下の3-4-1-2というお馴染みの形。

序盤はアウェイのフランクフルトがペースを握る。長谷部が高いラインをキープして、ボールを奪ったら素早くドスト、アンドレ・シウバの2トップにパスを出し、鎌田が拾ってチャンスメイクをするお約束の形で攻め込む展開。

しかしフランクフルトが何度か良い形は作るのだが、ケルンの集中力も高くてゴール前ではなかなかフリーにさせてもらえず、ケルンも徐々にフランクフルトの攻撃に慣れて来て、高い位置でボールを奪うシーンも出始める。

前半44分にPA内でドストが落としたボールに鎌田が走り込み、相手と交錯して倒れた場面がVARとなり、フランクフルトにPKの判定。これをアンドレ・シウバが冷静に決めてフランクフルトが先制、良い形で前半を終了する。

後半5分、右サイドの折返しをフリーの鎌田がシュート、と思ったら右足で空振って軸足に当たってヒットせず。逆にケルンは、7分に右サイドを崩され、長谷部がカバーに出たが他のDFが戻りきれずケルンのデュダが完全なフリーになって押し込まれて同点。

フランクフルトも盛り返し、中盤でボールを奪ってWBの裏を狙う形が増えると、19分には長谷部が右サイドでファールを受けてFK、鎌田が蹴るも得点には繋がらず。25分にはカウンターからドストがシュートもGKに阻まれ、鎌田のCKからトゥレのヘッドもわずかにバーの上。33分には鎌田の折返しからユネスのシュートもセーブと、どうしても得点が決まらない。

終盤は代表戦で各選手の疲れがあるのか、フランクフルトが中盤で踏ん張りきれず逆にカウンターをケルンに食らうシーンもあり、ロスタイムにはPA内でフランクフルトのバルコクがシュートもサイドネット。そしてそのままスコアは動かず試合終了。

鎌田は絶妙のトラップと狭い中でも進めるドリブルで、ほぼ1人でフランクフルトのチャンスメイクを担っていたし、守備でも何度かボールを奪うなど攻守両面で活躍。これでスピードと決定力があればメッシなのだが、残念ながらシュートは空振り・・・しかし代表においてはもはやトップ下争いでは、リバプールでサブ扱いの南野をリードしつつあると言えるのではないだろうか。

長谷部については、ラインコントロール、カバーリング、ビルドアップはいつもの安定感を見せていたが、周りの動きがイマイチで孤軍奮闘を余儀なくされていた感じ。まだまだ長谷部の力がチームには必要な様子である。

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