2019年06月22日

世界平和を実現する方法

 オレがまだ子供の頃、ベトナム戦争がまだ続いていたころのことである。オレが敬愛する漫画家、永井豪先生の代表作の一つである「あばしり一家」という漫画が「少年チャンピオン」に連載されていて、その中で「ベトナム戦争終結」が話題にされていた。

 一家はテレビで観るベトナム戦争の中継を楽しみにしており、その「戦争が終わる=娯楽がなくなる」と憶測して、どこかで戦争を起こそうとして世界各国で事件を起こす。モスクワやニューヨークやロンドンで暴れてみせるのだが、それは世界の人々には「頭のおかしくなった馬鹿」としか認識されず、結局戦争を起こすことにはつながらなかったというオチがついてた。

永井豪先生がその作品のブラックユーモアに込めた意味がわかるだろうか。多くの人が殺される残酷な戦争を、一方で単なる娯楽として受け止めているクズがいるということなのである。人が死ぬことが悲劇でもなんでもなく、武器を製造販売して莫大な利益を出している連中が存在するということなのだ。そんな腐った世の中に誰がしたのか。

 世界中に核兵器が無数に存在し、そして習近平やプーチンのような「武力で領土拡張することは正しい」と考えている独裁者がいる。いずれ第三次世界大戦が起きることが目に見えている。

 安倍晋三が憲法改正したい理由は何か。それは来るべき第三次世界大戦の時に、どちらかの陣営(まあ、中国やロシア側の陣営ではないことは確かだが)に加わって一緒に戦争をしたいからである。普通の国として戦争をしたいということなのだ。

 オレは日本の取るべき道は「第三次世界大戦を生き延びる」ことだと思っている。そのためにどうすればいいのか。いますぐ日米安保同盟を廃棄し、そして「反戦平和」を世界に呼びかけること、超大国の軍拡競争を批判し、世界に武器を売りまくる軍産複合体を断罪することである。日本こそ真の平和国家であるとして世界にアピールし、もと連合国という腐った国連とは違う新たな組織の結成を呼び掛けることだ。

 日本が世界に向けて「平和国家宣言」「真の国際連合結成」を呼び掛けたとき、おそらく賛同する国は100以上出るだろう。フィンランド、トルコ、ポーランドといった親日的な国家にも働きかけて参加してもらえばいいのである。

 オレがここで語ってることはただの夢物語だ。オレの発想を理解してくれるのは国会議員の中では山本太郎しかいないだろう。しかしそれしか日本が生き延びる道はないのである。いや、日本が生き延びるというだけではない。日本が国家としてそうした行動を取ることで、第三次世界大戦の阻止ができるかも知れないのだ。戦争の愚かさを世界でもっともよく知る日本からの訴えだからこそ、世界の名もない国の人々に受け入れられるはずだからだ。

 もしも日本が真の平和国家への道を歩みだせたならば、その時は世界中から大金持ちが日本に移住してくるだろう。「ここなら世界のどこからも攻撃されない」ということが価値を持つのである。そんな時代にただの核ミサイルの標的に過ぎないイージスアショアを設置しようとしてる安倍晋三などは究極の馬鹿である。



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exajoe at 23:39コメント(5)陰謀論  この記事をクリップ!

コメント一欄

1. Posted by 手ぬぐい親父   2019年06月23日 10:50
 相手をやっつけて勝ち誇る快感は、原始の時代から人間にある動物的性質なのだろう。巨大なマンモスを集団で仕留めて祝い、敵陣の大将の首をとり、エイエイオーと勝鬨(かちどき)をあげる。今の時代でもスマホの戦闘ゲームで勝利し、歓声をあげて喜ぶ方々も多い。やや無謀なぐらいの戦いの方が、戦闘意欲も湧き勝利の快感も大きいのだろう。

 バーチャル(仮想)のゲームなら被害もないが、殺傷対象の生身の動物や人間は、悲惨な血みどろの様相となる。食料や安全の確保など、やむを得ない諸々の事情はあろう。しかし少なくとも、無駄な血は流さない、というのが人間としての理性。強欲だけの戦争、自らの価値観押し付けの戦争などは、大量の無駄な血を流すことになる。今の戦争はこの傾向が強い。

 米国を陰で操る国際金融資本などのディープステイトは、自作自演の偽旗作戦や偽情報が得意。ディープステイト直属のCIAが活躍する。CIAは大統領の命令以外のことも行う。北ベトナム軍の米艦船への攻撃としたトンキン湾事件、イラクの大量破壊兵器所持などの偽報道で民衆を煽り、ベトナム戦争やイラク戦争に一気に突入した。戦地では大量の犠牲者が血を流した。後に米国政府も義のない戦争と認めたが、それでも民主主義を広めたと言い訳。民主主義という名の侵略。

 日本国憲法第9条は江草氏仰せの、世界に向けての「平和国家宣言」そのもの。国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。ただし、専守防衛の個別的自衛権まで放棄するものではないとするこの憲法を、どこをどう変えようというのか。戦争ごっこをしたいなら、スマホのゲームでしやがれ!・・・というのが理性ある人々の声では。 
2. Posted by 江草乗   2019年06月23日 11:47
本当にゼニのために戦争をする連中や
戦争で儲かると思ってる馬鹿こそ
核ミサイルの標的にしてほしいですね。

軍産複合体のトップを全員
殺人罪で処刑してもらいたい。

CIAは麻薬密売組織と関係が深そうですね。

3. Posted by 手ぬぐい親父   2019年06月23日 19:14
 日本でも歴史上は隠密組織があり、「らっぱ」や「忍びの者」などと称され「汚れた任務」もこなしていた。今の時代の米国のCIA(米中央情報局)も隠密組織で、かなり大胆な「汚れた任務」をこなしている。米国大統領も全ては把握できていないようだ。もう一つの陰の政府に貢献しているらしい。何とも困った時代だ。

 横田基地などの日本の米軍基地は治外法権で、税関の検査など及ばず、薬物の流通も自由にできるという。CIAの独自の活動資金調達には、好都合と言われたりする。日本の航空機も横田基地管轄のエリアでは、自由に航行できないないという現状。米国様から真に独立できていない日本。安倍首相の唱えた「日本をトリモロス」が全く進んでいない現実。

 吉幾三よろしく「おら、こんな国いやだ」と叫んでみたところで、やせ細った寂しい懐具合では、他に行くところなどない。行ったところで金欠では歓迎もされない。東京の銀座ならぬニューヨークの五番街で、ベコ(牛)を飼って生活が成り立つなら、それに越したことはない。しかし高橋真梨子よろしく「五番街のマリー」から、一笑に付されてあえなく終了か。さあ、ジメジメした梅雨など吹き飛ばして、西城秀樹よろしく「君も元気出せよ!」。身は日々老いても、心はまだヤングマンだ!。
4. Posted by 利根   2019年06月23日 22:24
今安保を破棄すれば必ず中国が攻めてくる。自衛隊では到底太刀打ちできず沖縄は全て占拠されることは間違いない。もしかしたらロシアも攻めてくるかもしれない。うまく立ち回ってもせいぜい4つの島で生かして貰えるだけ、当然宗主国の言うこともハイハイと聴くしか無い。それでも良いと言うのかね。

そもそも武力戦争は国際紛争を解決する手段の一つとして認められていることを認識しなきゃならない。だからこの世界では米中ロなど強い国が威張っていて発言力もあるのだ。
日本の憲法は国際紛争を解決するに武力は用いないとしているが完全な誤りだ。そのとおりにすれば占領されるのを黙って受け入れるしかない。いちおう攻撃されたら反撃するなんて言ってるがそんな戦争などやれば負けるに決まっている。柔道や剣道もそうだろう、受け手ばかりやっていて相手が疲れて止めるのを待つ?。バカ言っちゃいけない。

安保廃棄するならまずは自衛隊を正式な軍隊とし攻撃もできるようにすることだ。安倍さんにはもっと頑張って貰って憲法改正して自衛隊を軍隊にして欲しい。
日米地位協定なんかが圧倒的に日本が不利な条件になっているのも100%アメリカに守ってもらっている立場だからで文句など言えないのも当たり前だろう。
5. Posted by 手ぬぐい親父   2019年06月24日 09:37
 国の安全保障については、様々な考え方があるのは当然。ただ、決して忘れてならないのは、先の太平洋戦争(大東亜戦争)において、我が国は310万人もの多大な犠牲者を出したということ。戦火に見舞われた他国でも、もっと多くの犠牲者がいる。戦争などもう、こりごりだというのが、他国民を含めた多くの人々の切なる願い。20世紀以降の戦争は無差別攻撃で、非戦闘員の死者が多すぎる。

 東京大空襲で10万人、沖縄地上戦で20万人、広島・長崎の原爆で30万人の大半が市民の犠牲者。この累々たる死者の地獄図の歴史を、我々は心して学ばなければならない。他国に攻撃を仕掛ければ、その報復として自国も多くの破壊と犠牲者を招く。戦争は人間の愚かな罪の行為ということに、この地球に暮らす人々は気付いている。対立や不安を煽る「戦争屋の方々」に安易に同調すべきではない。

 アジアの分割統治が、世界支配を目論む「戦争屋の方々」の手法。アジアの隣国同士が仲良くなっては困る。そのために北方領土、北朝鮮、竹島、尖閣に対立地点を温存している。対立から戦争となれば、その混乱に乗じて支配を強め漁夫の利を得る。貿易で互恵関係の中国が、日本に侵攻する大義はあるのか。単なる覇権主義なら「戦争屋の方々」に利用されているだけ。中国も愚かではないはず。中国による侵攻の不安宣伝に乗せられている面も多い。

 朝鮮半島の緊張緩和が進めば、韓国からの米軍撤退、そして日本からの米軍撤退の流れとなる。トランプ大統領は「戦争屋の方々」とは一線を画し、負担の多い軍事費を削減したい意向。アメリカの手駒としての日本の軍備強化では意味がない。安保条約存続ではそうなる。専守防衛だから先制攻撃の軍隊ではなく、先制攻撃はしない自衛隊。現憲法下でも自衛隊の存在は、国民に十分に認められている。 

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