最高に面白かった小説。
ノンジャンル、オールタイムベストでございます。 


思いついたら随時更新していきます。
感想記事があるものはタイトルにリンク貼っております。

 

 

 

芥川龍之介
『藪の中』
誰が嘘をついているのか。
それともそれぞれにとってはどれも真実のことばなのか。


梨木香歩
『西の魔女が死んだ』
ふつうに生きるのが息苦しい少女が、おばあちゃんと過ごした日々。
善き魔女。てしごと。



伊藤計劃
『虐殺器官』
テロリズム。人工筋肉。オルタナ(副現実)。
虐殺文法は存在するのか。



山田詠美
『放課後の音符(キイノート)』
細い金の鎖がゆれる、きらめく。
息の詰まるような少女の時間。



藤本ひとみ
『ハプスブルクの宝剣 』
マリア・テレジアのそばにいた男の物語。
歴史の奔流を恋と友情で。


新井素子 
『ひとめあなたに…』
忘れられないチャイニーズスープ 。
ファンシーと狂気。


桐野夏生
『OUT 』
主婦たちの犯罪。
日常と地続きの不幸せ。


宮部みゆき
『模倣犯』
この世は模倣に溢れている。
『火車』
借金は怖い。


重松清
『疾走 』
シュウジは走る。シュウジと走る。
主人公は「おまえ」



田中芳樹
『銀河英雄伝説』
星の大海を征こう。
帝国か、同盟か。…地球教？


東野圭吾
『白夜行 』
太陽のない夜だけど、暗闇ではない。
『容疑者Xの献身 』
真実はひとを幸福にしない。



上橋菜穂子
『精霊の守り人 』
護衛稼業の三十路女バルサがカッコいい。
食事が美味しそう。



貴志祐介
『新世界より』
精密に構築された世界に没入。
青春、暴力、幻想。


上田早夕里
『華竜の宮』
ウォーターワールドになってしまった世界で生き抜く。
人工知性体のマキがかわいい。


久坂部羊
『廃用身』
医療サスペンスか医療ホラーか。
リアリティがありすぎる介護問題。


菊地秀行
『夜叉姫伝』
魔界都市新宿に中国美女吸血鬼あらわる！
マンサーチャー秋せつらと魔界医師メフィストが大活躍。



筒井康隆
『農協月へ行く』
マナーがなってない下品な野蛮人。
めちゃくちゃ笑える。


西村寿行
『人類法廷 』
犯罪被害者が自分たちで犯人裁いちゃう。
怒りと哀しみとエロとバイオレンス。


氷室冴子
『なんて素敵にジャパネスク』
平安時代ラブロマンス瑠璃姫欲張りパック。
薄幸の初恋の人、気心の知れた幼なじみ、ナイスガイ貴人。



村田沙耶香
『殺人出産 』
少子化社会に一石を投じる。
出産と殺人、生と死の関係性がダイレクトに繋がる。



山崎豊子
『白い巨塔 』
医療スペクタクル。
財前先生のしあがり物語。


ロバート・A・ハインライン
『夏への扉』
タイムトラベル爽やかSF。
猫がかわいい。


ジュール・ベルヌ
『十五少年漂流記』
流れ着いた島で生きる少年たち。
サバイバルたのしい。











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