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2018.11.27
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カテゴリ:物語、童話、詩
きみちゃんのお母さんは病気でした。

きみちゃんは毎日、毎日、お母さんの看病で友達とあまり遊べませんでした。

お母さんは、優しかったのできみちゃんに

「ごめんね。ごめんね」

と、いつも言ってました。

でも、きみちゃんはお母さんが早く良くなってほしいと一生懸命お手伝いをしました。

そして、ある日きみちゃんにお母さんが

「りんごを買って来てくれる?」

と頼みました。

きみちゃんはお母さんにお金をもらって、急ぎ足で公園の前を通ると、子供達が楽しく遊んでいました。

その中に、きみちゃんと同じクラスの女の子が楽しそうにしていました。

きみちゃんは、りんごをお母さんの為に買わなきゃと思い、公園を通り過ぎて、スーパーに行きました。

りんごを3つ買って、おつりをしっかりもらって、家に帰ろうとしました。

また、公園の前を通り過ぎようとすると、男の子が、クラスの友達の女の子をいじめているのを見て

人一倍正義感が強かったきみちゃんは、りんごをベンチに置いて、その男の子を追っかけ回しました。

男の子は

「きみちゃんにはかなわないや」

と言って謝りました。

そして、いじめられていた女の子と一緒に帰りました。

きみちゃんは、家に着くとりんごをベンチに置いて帰った事を思い出しました。

きみちゃんはお母さんに謝って

「直ぐに取りに行ってくる」

と行って出ようとしました。

「お母さんが行ってくるからいいのよ」

と言うと

「お母さんしんどいんじゃないの?私が行くわ」

ときみちゃんが言っているところにインターフォンが鳴りました。

外に出るとさっきの公園の男の子でした。

男の子は申し訳なさそうに

「お詫び」

と言ってりんごが3つ入った袋を渡し、恥ずかしそうに帰って行きました。

きみちゃんは、嬉しい気分とほっとした気分でお母さんに泣きながら抱き着きました。

そして、お母さんはきみちゃんを産んだ事を誇りに思い、きみちゃんも大人になって

人を沢山助ける仕事に就いたそうです。

おしまい。

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最終更新日  2019.02.24 14:40:44
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