1/11/2019

平成最後の「初場所」、果たして稀勢は?



横綱に昇進した2017年春場所こそ、
13勝2敗と勝ち越し、連続優勝を果たしたものの13日目、
暴力沙汰で引退に追い込まれた、あの日馬富士渾身の当たりを真面に胸で受け、
土俵下まで吹き飛ばされた挙句、
次の夏場所から翌2018年の名古屋場所まで、
あろうことか8場所連続で休場(しかも、うち4場所は全休)。
次の秋場所にて一旦は土俵に復帰(10勝5敗)したが、
ご承知の通り他の横綱不在で、
再起には絶好のチャンスと誰もが思った九州場所では初日から5連敗という、
誠に不甲斐ない前代未聞の体たらく。
結果「膝」の所為にして途中休場せざるを得なくなった。

その稀勢の里が正に進退を賭けて、
明後日から両国・国技館で始まる初場所に出場する。
無論、無様な相撲を取れば今度こそ引退は、百も承知の上でだ。
Today's BGM
ひこうき雲(畠山美由紀)
雪が降る日に(かぐや姫)
(冨田ラボ・武田カオリ)


さて、気力・体力ともに決して万全とは言い難い横綱・稀勢の里は、
果たして如何ほどの勝星を積み上げることが出来るのであろうか?
よもや再び初日から数連敗は無いにしても、
初日の相手は対戦成績6勝1敗と、横綱から見て分はいいものの、
日本人横綱候補筆頭の呼び声高く、
決して侮ることは出来ない存在の小結・御嶽海。
ま、高安同様、母親が元フィリピン人であるため、
純血の日本人力士という訳では無いのだが、角界に君臨する、
我々とは価値観の違う蒙古勢に一日も早く引導を渡して貰いたい、
と願って已まない身としてはこの際、
勝つのは稀勢だろうと御嶽だろうと、どっちでもいいような気が…。

因みに、「横綱は負け越したら引退」という正式なルールは無く、
過去に大乃国、若乃花が共に7勝8敗を喫した後、
暫く(1~2年)その座にしがみついていた前例もあるそうなので、
同程度の星であれば即引退とはならないかも知れないが、
仮に6勝以下なら、横綱自身が先ず納得しまい。

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