備忘録に代えて

一日目の京都桜見物　
午前中は哲学の道を歩いたが　
その後は平安神宮と二条城に出掛けた　
既にソメイヨシノは見頃を過ぎていたのだが　
枝垂れ桜は比較的見頃の木が多かったため　
枝垂れ桜の多い平安神宮と二条城に出掛けた　
そのこと自体は正解で、どちらも見ごろだったのだが　
記事では割愛したい　

ただ、「枝垂れ桜の名所」を目当てにすれば　
まだ最盛期の桜を見ることが出来る、という当てはできた
その基準で行き先を再検討した結果　
翌日は「原谷苑」という近年知られるようになってきた　
｢桜の名所｣に行くことにした　

原谷苑へは「わら天神」という神社付近から　
無料のシャトルバスが運行されているのが親切　
但し入園料は少々高い(１５００円）　
シャトルバスの行程はアップダウンが多くあったから　
京都の市街地とはいえ少し奥の方へ入っていくような雰囲気がある　
到着した原谷苑の園地も丘の斜面にあるようだ　
広さは野球場の三分の一程度だという　




2018年4月4日　京都　原谷苑 桜(1) posted by (C)備忘録　旅人



京都・原谷苑の桜 360度パノラマ写真(2) posted by (C)備忘録　旅人


（画面の中を直接ドラッグすると、画像を回転することが出来ます
　また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）

入口より入った直後から、目の前には圧倒的な「桜色の風景」が迫ってくる　
ここも枝垂れ桜が多いから、花の色合いは濃く　
その為印象の強いものとなっている　
そして桜の木の密度が高く　
庭園の敷地くまなく桜で埋め尽くされている　
それはあたかも敷地全体が頭上まで桜で覆われているかのように思えるほどだ　




2018年4月4日　京都　原谷苑 桜(3) posted by (C)備忘録　旅人


京都・原谷苑の桜 360度パノラマ写真(4) posted by (C)備忘録　旅人


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京都・原谷苑の桜 360度パノラマ写真(5) posted by (C)備忘録　旅人


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　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）

あと、この庭園で注目すべきなのは視線より下の部分　
つまり低いところも季節の花木でほぼ埋められているという点　
雪柳、ツツジ、山吹など
桜とほぼ同時期に咲く季節の花々が　
桜だけだと空白になる下方に配されており　
風景にスキがない　
それは過剰な色彩の氾濫なのかもしれないのだが　
ここまで徹底していれば驚嘆するよりほかない　






2018年4月4日　京都　原谷苑 桜(4) posted by (C)備忘録　旅人



京都・原谷苑の桜 360度パノラマ写真(3) posted by (C)備忘録　旅人


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京都・原谷苑の桜 360度パノラマ写真(9) posted by (C)備忘録　旅人


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　また、画面にマウスを合わせると右上付近に拡大のマークが出ます
　そのマークをクリックすることで大きな画面でパノラマ写真を見ることが出来ます。）

是非はともかくとして、一見の価値があることは間違いないと思う　
ただ、あえて言うならば
「京都にある桜の名所」ではあるが　
一般に考えられる「京都の桜」とは違うようにも思える　
つまり京都の街並み、寺社仏閣の中にある桜風景といったものを求めるとしたら　
少しずれてしまうかもしれない　
しかし、もしこの風景に京都という土地で培われた桜や庭園に対する造詣が
つぎ込まれているというふうに考えるのなら　
この風景も、また一つの「京都の桜」なのかもしれない