先日、久しぶりにメンバーコース以外でゴルフをしました。
プレーしたのは、過去に男子プロのツアー選手権も開催された難関コース。
下の写真は浮島グリーンで有名なパー4・・・ゴルフ・ファンの方なら、このホールだけでどこのコースかお分かりになるかも。
さて、いつも通りスタート前にパッティング練習したところ、グリーンが異様に早かったんです。
(いくら何でも、こんなに早くすることないのに・・・。)
そう思ってキャディーさんに聞いてみると、
「実は昨日まで4日間、男子プロのQTをやってたもんですから。」
QTとは〝ジャパンゴルフツアークォリファイングトーナメント〟の略。
これはトーナメント出場を目指すプロが参戦し、翌年度のツアートーナメントなどの出場資格(ツアーメンバー資格)ランキング獲得を目指す予選会。
小平智・星野英正・谷原秀人・近藤智弘・池田勇太各選手などがこのファイナルQTを経て現在ツアーで活躍していますから、若手の登竜門であると同時にシード復活を目指すベテランが鎬を削る戦いの場といえましょう。
ですから、グリーンは完全なるプロ仕様。
ボールの転がりを示すスティンブ・メーターの数値でも、11フィート以上はあったはず。
一般的な通常営業のコースで8~9フィート、私のメンバーコースは9.0~9.2と速い方ですが、それでも全く感覚が違いました。
ちなみに昨日から太平洋クラブ御殿場コースで開催されている三井住友VISA太平洋マスターズトーナメントは、日本屈指の高速グリーンとして知られており12.5~13.5フィート。
また毎年マスターズが開催され、〝ガラスの上でパットしているようだ〟と恐れられているオーガスタ・ナショナルの超高速グリーンは14~15フィート・・・もう素人の手には負えません。
※スティンプメーターやグリーンの速さに関しては、こちらをご覧いただければお分かりいただけるかと・・。(↓)
https://www.mamejiten.com/golf/diary/S/019.htm
しかもその高速グリーンにはローラーもかけられていて、カッチカチ。
ただでさえ大きくてアンジュレーションも芝目もキツいグリーンの難度が数段上がっており、アマチュア・ゴルファーには辛い設定になっていました。
上の写真のホールでは、バック・ティー(青)からプレーした私はティーショットをミスしたものの残り200ヤードのセカンドを見事ナイスオン!
しかしボールはグリーン真ん中の斜面に当たって下の段に転げ落ち、約1mの段差を駆け上がる10m以上のパットが残ってしまい・・・予想通り(?)の3パットで、ガックリ・ボギー。
別角度からご覧いただければ、その段差がお分かりいただけるかと。
※一緒にラウンドした我が家の女王様は池ポチャ2回&4パットで〝10〟を叩き、撃沈。
私の場合メンバーコースならハーフ12~3のパット数で収まるのに、この日は〝寄らす・入らず〟の連続で17・17の34も叩き、パーすら容易に取れませんでした。
ラウンド途中、キャディーさんに
「このコンクリートみたいな高速グリーンで、QTのトップはどれくらいのスコア出したの?」
と聞いたら、
「え~と、4日間で20アンダーでしたョ。」
ですって。 青ティーより10~20ヤード後ろのチャンピオン・ティーでラウンドしてそんなスコアを出すとは。
でもそのトップ通過の選手でもレギュラー・ツアーのシード権がなかなか取れないんですから、やっぱりプロのレベルは凄いですワ。
そのプロゴルフの世界でも、本場アメリカで毎年トップ30に入る活躍を続ける松山選手は、まさに異次元のモンスター!?
カネ払って心身共に打ちのめされ、疲弊した1日でした・・・トホホ。