近日発売『キャロブ・シロップ』を使ったバレンタイン弁当
淡い琥珀色のコチラの液体。古くから地中海地方で親しまれてきた【キャロブ】というマメ科の植物からできた甘味料で、名前を『キャロブ・シロップ』と言います。キャロブの画像を見た印象は、太っちょのバニラビーンズのよう。
私が試してみたいと思った理由は、上品で豊かな味わいの甘さがあるということ。砂糖よりカロリーが約20%少なくて食物繊維が含まれている事。血糖値や塩分に配慮した食事を取っている親族の、甘味料としての選択肢の一つに加えられるのではないか?ということ(低GI & 血糖値の上昇を抑制する成分「ピニトール」が含まれている)、etc……。
我が家の料理の甘味料と言えば、お菓子作りび使うもの以外では人工甘味料がメイン。和食にはみりんとお酒。水飴やハチミツは独特の味の強さがちょっと苦手で、パンケーキやコーヒー等にはメイプルシロップを使うかな?といった所。
==================================================
ちなみに「何それ!気になったよ!」という方は
下記2店舗で実際に先行して味わうことが出来ます(^-^)
==================================================
【キャロブシロップが体験できるお店】
①Pizzeria & Italian Bar NICOLA
さいたま市浦和区高砂2-5-15
Tel:048-711-2666
http://pizza-nicola.com/urawa_top.html
テーブルシロップとして使用しています。
②29おかわり
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビルB103
Tel:03-6264-5296
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13211466/
お肉の煮込み料理に使用しています。
==================================================
今回、バレンタインということもあり、味見をする前にイメージ先行で焼き菓子を焼こうと準備していたのですが、ひと舐めした第一印象は思っていた以上に上品(上品すぎる?)で、メイプルシロップっぽい香りと甘さ。これは熱を加えたり、合わせる素材の味がはっきりしていると消えてしまうのじゃないかしら? そのまま味わえるお菓子の方が良いのではないか?と思い、路線を変更してみました。
画像が多いので、今回はまとめて表示させています。
またご家庭の味や好みを変えずに試せるように、シンプルなメニューにしてみました。
ではスタート!!
★☆ キャロブシロップ漬けナタデココ入り、シンプル杏仁豆腐 ☆★
本当はパステルカラーのナタデココを使痛かったたのですが、近所では行けど探せど、いつもは普通に売っているブラックタピオカもパステルカラーのタピオカも売り切れ!(バレンタイン直前だからですかねぇ……!?) シロップの持つ上品な甘さに合うスイーツは杏仁豆腐かな~と思い、こちらをチョイス。
・ナタデココは、炊飯器の中に重ならないように敷き詰め、
白米3合分の水を入れ、そのままスイッチON。
・好みの硬さにするには炊飯終了後、そのまま保温にして様子を見て下さい。
(私は少し硬めが好きなので炊飯終了時点でOKでした)
・水の入った容器で熱の入りを止め、水分を切って「キャロブ・シロップ」と和える。
・1時間程度漬け込んだだけでもほのかに甘くなって美味しいです。
・あとはお好みの水菓子を作る際に、底にお好みの量加えて冷やし固める。
(ナタデココ入り容器に液体を流す際、ナタデココの一粒一粒に液が回るよう
かき混ぜておくのを忘れずに。ナタデココ同志はくっつきやすいです~)
ゼリー用のモールド(型)を使っているので、型から簡単に外せました。シロップの色がそのままナタデココを染めたみたいな色(^-^) 「キャロブ・シロップ」を回しかければ完成です。小さいタッパーに入れてお弁当にも添えます。画像をクリックしてもらうとより判ると思うのですが、シロップ自体の粘度はとても高いです。ちゃんと「シロップ」として留まり、その優しくて癖のない甘さは杏仁豆腐やミルクゼリー等にピッタリだと思います。パンケーキの生地や添えるバターのコクを味わうのも良いですね。
そして。 今回一番驚いたのが、和食での使用です。
主人も大好きなきんぴらごぼうを作ってみました。感想を先に言うと「合わせたすぐの調味料が、一瞬でまとまりあった、まろやかな丸~い味に変化する」点に尽きます。
★☆ 豚バラ肉入りきんぴらごぼう ☆★
・ごま油は今回使用せず、オリーブオイルで炒めました。
(シロップの風味を生かす為)
・豚肉から"えぐみ"が出てしまうので、必要最小限の酒orみりんを
豚肉を炒める際に足してください。
・甘みは「キャロブ・シロップ」のみ。いつもより醤油を大目に加えて
あとはいつも道理に調理すれば完成!
短時間炒めただけで、この艶やかな照り。し・か・も・ですよ、合わせ調味料を加えたすぐの時点で既に「各調味料固有の味の"尖り"が一切無い」んです。砂糖も塩も醤油も、加えた直後はそれぞれの持つ味がグィッとくるじゃないですか。あれが一切なくて「まーろーやーかー♪」になってしまう(笑)。後述しますが味噌でも同じで、醤油の味がまろやかになってしまう模様。塩分っ気はまろやかになりつつもそのまま残る感じで、和食に使うには最初に味加減を探った方が良さそう(^-^) 醤油っぽさ・出汁っぽさを感じるには、出来上がり後に鰹節を加えるのも手かな~と思いました。
あと、例えば煮物などは常備菜として「作った直後」と「翌日、或いは数日経過した後」では味が濃く入ってしまって辛くなっちゃったな~ということになると思うのですが、キャロブ・シロップを加えた煮物は時間を経過しても味が濃くなりにくい、作った時そのままに近いような印象でした。不思議。
そんなこんなで出来ました♪ 「バレンタイン☆感謝☆弁当」です。主人の肉系で好きなおかずを入れ、ご飯の段にも入りきらなかったステーキが乗っているというボリュームです。口直しは先程の杏仁豆腐で。
(おまけ) 鍋の調味料や、タレ単体でも使える組み合わせ。右下は昨晩食べた晩御飯の、根菜とキャベツ・鶏手羽肉・鶏肉つくねのキムチみそ鍋です。美味し~い切り餅を添えて。
「薄味の出汁」を張った鍋にお好きな具材を入れ、下記の合わせ調味料を加えてください。つけダレにしても美味しいですし、肉や魚を焼く時等に使っても(ちゃんちゃん焼きやホイル焼き、etc……)
以下の材料を、お好みの適当な分量で混ぜて使ってください♪
・キムチ鍋の素 と 味噌 (割合は2:1くらい)
・「キャロブ・シロップ」 ・チューブ入り生姜
・ニンニクバター(市販のもの)
=====================================================