イランカラプテ~、前回の続きをどうぞ。
庭園をひと回りした後、ちょうどこの日はホールでイベントがありアイヌ舞踊や口琴のムックリの演奏などを見学できました。
最後は、私たちも参加して会場全体で大きな輪になり、アイヌ舞踏をしながら3周して、とっても楽しかったですよ♪~
日頃運動不足なので最後は、ガクガク、ゼイゼイになりましたが…。
さて、運動?した後は、ランチタイムです。
楢木先生がスペシャルなお弁当をご用意くださいました。
銀杏入り、ハスカップご飯。
ピンク色に黄色、きれいでしょう。
行者ニンニク、菱の実、トウモロコシ入りご飯。
食欲をそそる匂い。
前回、菱の実の形を見たときから興味が出たので、この実を頂けるのは本当に嬉しかった♪
コリコリした触感でした。
菱の実も、楢木先生が池で採り処理したものです。
小さな菱の実を剥く作業も、手間のいることだと思います。
その道具も作られたというから驚きです。
かぼちゃのミルフィーユ。奥にあるのは、かぼちゃとジャガイモをマッシュしたもの。
瓶に入っている黒い粒は、キハダの実のシロップ漬け。
キハダはミカン科。
風邪で喉が痛いときや胃痛や吐き気に利用されてきたそうです。
画像はお借りしました。
カラフルで豊かでしょう。手作りならではの温かさが伝わってきますね。
心満たされる贅沢な食卓です。( ´∀`)
ハスカップご飯を取り分けたので、お箸までピンク色。
私が持参したのは、サラダとデザート、お漬物少々。
柔らかくしたかぼちゃに、クルミを刻んだもの、スライスアーモンド、グリーンレーズン入りで触感が楽しめます。
柚子大根、食後のデザートはブドウと柿。
秋の味覚満載!
お野菜たっぷりの石狩汁も美味しく温まりました。
こちらはキハダの実が入った酵素ジュース。
発酵してブクブク・・・
こちらは幾何学的な衣装です。
ターコイズブルーと赤が印象的。
人の姿に似せて作ってあるトンコリには悲しいエピソードがあります。
わが子を抱きかかえているように、愛おしむ気持ちで演奏します。
楢木先生の郷愁ある演奏に聴き入りました。
さて、次のプログラムは、イケマの根を使ったアクセサリー作りです。
「神の根」を意味するイケマという言葉がそのまま使われている。
アイヌ民族がとても大切にしていた植物の一つで、痛みの緩和や魔除けとして、旅に出るときは衣類に縫い付けて身を守ったそうです。
貴重なイケマを使ってネックレスを作れるなんて、最高~!
魔力のある赤は必ず入れるとか。
五感プラスαで体感したアイヌの世界。
樺太アイヌ出身の楢木先生だからこそ、実体験のお話が何より心に響きました。
表面だけの見学でなく、アイヌ民族の歴史の深淵な部分にも触れました。
この地に暮らす者として、これからも先住民であるアイヌ民族のことを正しく知り理解を深めたいと思います。
特に自然を敬う、植物と共存する暮らし方を自分の生き方に反映したい。
今回ご案内させて頂いた尊敬するお二人の先生方もアイヌ文化にたっぷり浸って、とても喜んで頂けました。
それは、私にとりまして何よりの喜びです。
行動を共にさせて頂き、説明を聞いていらっしゃる先生方のお姿も学びとなりました。
紅葉シーズンなので、渋滞に巻き込まれるのが心配・・・。
詳しい方に裏道を教えて頂き、一度走ったので当日は安心でした。
この後、定山渓の紅葉も考えたのですが、人の少ない紅櫻公園へのルートに変更。
やはり準備をしっかりすると、全てが良い1日となりますね。
ご一緒させて頂いた先生方がいらしたからこそ、スペシャルな1日になりました。
色々ご持参頂き熱心に説明して下さった楢木先生に、心より感謝申し上げます。
下の写真は、先月のセミナーで撮った写真です。 ご参考までにどうぞ。
先月のセミナーのブログはこちら→https://ameblo.jp/miyanomori-g/entry-12408435581.html
乾燥した菱の実。
イケマの根。
イケマの根を輪切りにしたもの。
キハダの実。
樺太アイヌは金属のムックリです。
このようにアイヌ民族の情報を発信することで、お一人でも目を向けるきっかけになれば嬉しく、長いブログをご覧頂き有難うございました。