つぶやき。 | My sweet home ~恋のカタチ。

My sweet home ~恋のカタチ。

せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

いつもMy sweet home~恋のカタチ。を読んで下さってありがとうございます。

 

明日から新しい章です。

 

 

ひょんなことから奏は志藤の京都の実家に泊まることになります。

 

今回のお話では、奏の『過去』を志藤が知り、彼の『内面』に触れます。

 

苦労があった幼少期は、決して無駄ではなく今に繋がっている・・

 

そして志藤の実家に行った奏は逆に彼の『過去』に触れます。

 

 

今期ドラマで夢中になってるのが

 

MIU404

 

アンナチュラルチームが作ったドラマですが、どちらにも通ずるのが

 

単なる『事件』では終わらず、それに関わった人たちの思いまで描く。

 

 

MIU404では、『スイッチ』という言葉が一貫したテーマになっていて

 

 

人は誰と出会うかでスイッチが押されて、変わる。

 

それはいい方に変わることもあるし、悪い方に変わることもある。

 

今はリモートの時代になってしまいましたが

 

確かに今の状況は

 

人と触れ合うこと

 

が感染に繋がってしまうので、やむを得ないと思うのですが

 

人って一人で生きていたら何も変わらないのだな

 

と思わせられます。

 

誰と

 

どこで

 

出逢って。

 

そこで運命が変わる。

 

ピタゴラ装置も劇中に出てきましたが、それが思ったゴールにたどり着くか

 

思わぬ障害が現れてドロップアウトするか。

 

 

第3話に出てきた高校生たちのイタズラ電話の回がまさにそれで

 

散り散りに逃げた高校生たちを追った志摩、伊吹が彼らにかけた『ひとこと』で

 

追っていた子たちは捕まります。

 

そして。

 

ひとり逃げおおせた少年を追った新人機捜隊員・九重は何も声を掛けられなかった。

 

その少年は

 

逃げたら勝ち

 

という思いなのでしょうが、

 

実は捕まった方が人間として今後の人生を生きる上で『勝ち』なのだと。

 

捕まることは犯人にとっては何より避けたいことだけれど

 

捕まえてやることが彼らを救う、と伊吹は考えている。

 

 

当たり前のことなのかもしれませんがいつも脚本家の野木さんの『視点』がすごいなと。

 

 

アンナチュラルでは所長の神倉さんがあの震災に立ち会うこととなり

 

 

生きていることの方が偶然

 

 

としみじみ思った、というセリフがありました。

 

どんなに幸せでも一瞬にして命を失うかもしれない。

 

戦争中でもないのに。

 

その頃『死』に関して異常に恐怖を覚えていた私の救いの言葉になりました。

 

 

MIU404の志摩は過去の自分の振る舞いで相棒を死に追いやったと思っています。

 

そこを伊吹が

 

自分が志摩と相棒になったことも何もかも『スイッチ』、だと言います。

 

それは志摩を救いだす『スイッチ』。

 

偶然に流れ流され廻りあった人たち全てが『スイッチ』。

 

 

あの逃げおおせた高校生・成川は捕まえられなかったことで救われず

 

闇の世界の人間と出逢い、堕ちていく。

 

出逢う人たち全てが自分にとって『いいスイッチ』ではない。

 

それに気づくか

 

気づかないか。

 

 

一昨日の回は10年間時効を待ち続けた容疑者が捕まります。

 

その10年で何ができるか?

 

という伊吹の問いが、本当に深く。

 

 

このドラマはいろんな事件が起きますが、それは正直話の肉付けでしかなく

 

芯の部分で脚本家が世間に言いたいことが詰まってる。

 

 

いやもう

 

ドラマ後、DVDボックスが出たら買おうかな、くらい好きです。

 

 

 

さて。

 

報われない天才少年

 

だった奏が東京にやってきてひなたと出逢ったことで『スイッチ』が押されました。

 

明日からもどうぞよろしくお願いします。

 

 

-------Hinaドキドキ