我が家の盲導犬候補生

アーシー(仮名)と

アーシーから見て『お兄さん』格の

黒猫サイドスワイプと

白黒猫サンストリーカー。

 

あ、この写真は去年の初夏のもの

 

年上のお兄さんたちと

仲良くなりたい黄色雌犬と

親しき仲にも礼儀あり、な猫兄弟。

 

お互いの快適な距離感を見出すため

犬と猫は日々折衝を

繰り返しているのでありました。

 

特に猫が犬に対して示す態度には

『犬の躾』に通じる妙味があり

たとえばこの秋に我が家に

設置されたストーブの前の特等席は

基本的にアーシーが占有していまして

猫はアーシーの不在時に

こそこそと火のそばに寄ってくる、

みたいな感じだったのですが

 

 

ある時から白黒猫のほうが

犬がいる時でもじりじりと

ストーブとの距離を

縮めるようになりまして。

 

猫の存在に気付くと犬は飛び上がって

白黒猫のそばに駆け付け

そのまま相手の顔を舐める、

白黒猫はしばらくは

湿った舌の洗礼に耐えるものの

ある程度舐められまくったところで

「下がれ!」と犬を一喝、

しかし我らのアーシーは

そんなことではくじけません、

聞こえぬフリでさらに濃密に

猫の背中を舐めていくと

そこでサニー君は

あらためて犬の鼻面にを立て

「下がれと言っているだろうが!」

 

そして犬からまた距離をとる、

距離をとるんですけど、その距離は

最初の距離より少し近い、みたいな。

 

わかります?

 

こう、じわじわとストーブとの距離、

ひいてはアーシーとの距離を

詰めていっているんですよ。

 

で、先日とうとう犬と猫の間に

和解案というか妥協案が結ばれたらしく

その案の内容は『ストーブ前の椅子に

猫が座っている時は犬はこれを舐めない』。

 

 

猫が椅子の上にいる時に

アーシーが鼻を寄せると

サニー君はこれでもかと怒って見せ

バシバシとその顔に平手を入れる。

 

何か学ぶところがあったらしいアーシーは

近頃猫が椅子の上にいる間は

その存在を必死に無視している様子です。

 

猫が椅子から飛び降りると

「じゃあ舐めてもいいでしょ?」と

アーシーは尻尾を振るのですが

そこでまた『舐めすぎる』と体罰

そして猫は椅子の上に戻る。

 

何かしら、これは最終的には

猫のほうが忍耐の勝利を収めて

ストーブ前の位置を

確保しそうな予感がする・・・!

 

 

なお白黒猫の影で

黒猫サイドスワイプも実は

静かに日々ストーブに

近寄って来ておりまして

・・・年末には間に合わなかったものの

近いうちに私は念願の

『ストーブ前で犬と猫が仲良く昼寝』の

図を目撃できるかもしれません・・・!

 

そんなわけで猫から学んだ私の教訓:

犬の躾は根気が大事。

 

頑張ります。

 

 

犬が我が家に来て以来

痛感していることなんですけど

私に一番足りないのは『根気』

 

で、犬の躾に

一番大事なのも『根気』

 

犬に舐められたいあなたも

猫に平手を食らいたいあなたも

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