本日よりナローボート話を

再開したいと思います

 

・・・で、そのために

前回どこまで書いたかを

見直したんですけど、

あの、私の腸が

今回閉塞した原因の

ストレスってもしかして

犬じゃなくてこっち・・・?

 

自分で書いておきながら

読み返して嫌な汗が出る、

本当にわが父にはもう少し

自重というものをお願いしたい

 

というわけで

魅惑の英国運河旅行記、

うちの父が危うく水没を

免れたところから物語再開です

 

 

さて美しき英国運河を行く

優雅なるナローボートの旅。

 

某マリーナで劇的な

死の舞踏を披露した

実力派英日ペア、

わが夫(英国人)と

わが父(イメージ武将:

石田三成)を船に再収容し

舵を握っていた

わが義父(白色シュレック)は

ゆっくりとエンジンを

再稼働させました。

 

さようならマリーナ、

お騒がせしましたマリーナ、

そしてこの一連の大混乱を

砂かぶりの席で見物していたのが

マリーナの責任者らしき

スーツ姿の男性だったのですが

この責任者氏がここで初めて

通常接客用と思われる

人当たりのいい声音と笑顔で

「ではさようなら!

どうかよい船旅を!」

 

すかさずわが義父が

「おや君、今日初めて

笑顔になりましたね」

 

それは責任者氏の気持ちも

とてもよくわかるというものです、

会員様から預かっている船に

怪しい船がぶつかっては大迷惑、

かといってその怪しい船を

無理矢理に施設から

追い出そうとした結果

『マリーナ入港口で重大事故、

寄港拒否が原因か』みたいな

展開になったらそれはもう

どっちのほうが

立場的に問題なのかという・・・

 

まあとにかく

わが義父に何を言われようと

責任者氏としては

万難去って感謝感激、

幸せに歯を白く輝かせながら

「いえいえそんな!私の笑顔は

これは地顔でございまして!」

 

・・・ちょっと前まで

『一瞬顔芸:悲愴』みたいな

表情をしていたのにアナタ・・・!

 

やはり富裕層相手の客商売は

これくらい面の皮が特別製でないと

やっていられないということか・・・!

 

「ちなみに我々はどこかで

お茶の一つも飲みたいんですが

おすすめの場所はありませんかね」

 

「おや旦那様、そちらの船にも

キッチンはございましょう。

周囲に何もない

静かな場所に船をとめ

喧騒を避けてご自分でいれた

お茶を楽しむ、これが

ナローボートの

旅の魅力でございますよ!」

 

 

成程この人はプロだ、

つまりこれは

婉曲的な表現で言うところの

『うちのマリーナから離れて

あとはお好きにどうぞ、

とにかくうちの

マリーナからさっさと離れろ』、

まあでも気持ちはわかるかな!

 

あんな悪夢のヒヤリハットを

見せられた後ではね!

 

なお責任者氏の背後に立つ

お洒落ギャルソン氏は

最後の最後まで一言も口を利かず

ただ責任者氏の言葉に合わせ

深く頷いたり微笑んだりしていました。

 

そんなわけで我々は

救急のお世話になることなく

無事にマリーナを離れたのです。

 

(注:マリーナはそもそも

危険な施設ではありません)

 

続く。

 

 

病み上がりのため本日短文

 

・・・あれ?でもこのほうが

かえって読みやすい・・・?

 

タイトルはこちらから:

 

 

というわけでまたしばらく

ナローボート話です

 

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