第335話)新春~あなたは人を信じますか? | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

新年あけましておめでとうございます。

平成最後のお正月、皆さまはどのように過ごされましたでしょうか。




「あの人のことは信じてる」とか「誰も信じられない」などと、言ったり聞いたりすることがあります。

そんなとき、「信じる」にはいろいろな意味があります。

「嘘をつかないと信じる」――これを一番に思い浮かべます。でも、一番多いのは、「自分の味方だと信じる」ではないでしょうか。

例えば、学校の先生が、あなたを守るために嘘をついてくれたとしましょう。あなたは、「あの先生は嘘をつくから、信じられない」とは言いませんよね。むしろ、信じられる先生だと思うでしょう。


もし「あなたは人を信じますか?」と問われたら、私は「はい、信じます」と答えます。

私の場合は、「人は誰もが、愛される存在であり、人を愛する力を持って生まれてきた」と信じています。

そして、愛され、愛することで幸せを感じる遺伝子(幸せのDNA)を持っている――と。

生まれたばかりの赤ちゃんは、おなかがすいたら泣きます。寂しくなったら泣きます。それは、「泣けば助けてもらえる」と、人を信じているから泣くのです。

そして助けてもらうと、「私は、まわりに大切にしてもらえる存在だ」という自己肯定感が育ちます。

そのようにして成長すると、自分を大切にしてくれるまわりの人を、大切にしたいと思うようになります。人を愛するようになります。

ですから私は、「人は誰もが、愛される存在であり、人を愛する力を持って生まれてきた」と信じています。


今、「誰も信じられない!」と思っている人は、「人を信じられない性格の人」ではありません。生まれた時は、人を信じていたのです。でも、不幸な環境や傷つく経験の中で、「これ以上傷つきたくない」という防衛反応が働き、「もう、信じない」と思うようになっただけなのです。

そういう人も、「愛される存在であり、人を愛する力を持っている」のです。


私のような考え方を、「性善説」と呼ぶ人もいるかも知れません。でも、私は、「性善説」という言葉は使いたくありません。

「善悪」という概念は、社会生活の中で人間が作り出したものです。人により、時代によって、なにが「善」で、なにが「悪」かは違います。

愛され、愛することで幸せを感じるのは、助け合わないと生きていけない人類が身につけた、遺伝的な特性だと、私は思っています。善悪の概念が生まれるはるか昔から、人類が持っていたと考えられます。

そうであるなら、私も、素直に愛され、愛することで、幸せに生きたいなと思います。


新しい年が、皆さまにとって、幸せに満ちた年になりますように。(完)

 

 

 

 

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