第354話)全国の僧侶の皆さまへ「愛」を語る? | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

今月の初め、『浄土宗保護司会・教誨師会中央研修会』(東京都港区:大本山増上寺にて)で講演を行いました。

"中央研修会"ということで、全国から浄土宗の僧侶の皆さまが来られていました。

 


<浄土宗保護司会・教誨師会中央研修会>



<東京タワーを背にした増上寺>  

 

”お寺さん”というと、普段は私が話を聞く立場です。しかも、保護司や教誨師として、人々の立ち直りを支えるプロフェショナルの皆さまに、どのような話をすればお役に立つかと、いろいろ考えました。

そこで最初に、次のように話しました。

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私は、心理相談員という立場で、苦しんでいる人の相談に乗ったり、講演などを行っています。
ということは、「人びとの幸せのため」という点では、皆さまの活動と、私の活動では、共通していると思います。
そして、そのような活動をしている私たち自身も、幸せに生きたいと願っています。その点も、同じ思いではないでしょうか。


今日は、幸せについて、「人の心」の観点からお話をしたいと思います。皆さまの、日々の活動のお役に立つものがあれば、幸いです。
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どれくらいお役に立てたかなと少し心配でしたが、アンケート結果を見て、安堵しました。

◆刑務所と少年院で教誨補導の機会が多く、大変、大変、実りの多いお話でした。


◆最後まで、興味を持って聞くことができました。普段当たり前に思っていたことが間違っていたり、改めて気付かされる事がありました。有意義な講演、ありがとうございました。


◆なかなか気づきにくいことを、いろいろ教えて頂き、大変勉強になりました。今後の教誨活動に生かしていきます。


◆非常に勉強になりました。落ち着かれた話の調子が、静かに頭の中に入っていくようでした。布教に通じるところも多いように聞かせて頂きました。


◆スライドや資料も分かりやすく、ためになりました。やさしい話しぶりの中に、しんしんと心に染み込む力がありました。


……などなど。

増上寺でお話しする機会を頂いて、ほんとうによかったなと思いました。


人は愛されることで、「私はここで生きてていんだ」という自己肯定感が育ちます。
そして、生きる意欲と、思いやりの心を持ちます。
どうすれば愛が伝わるのか、どうすれば愛を受け取れるのか。

……こういった骨子は、誰に対する講演であっても変わりません。もちろん、今回の講演でも。

すると、僧侶の方ならではの感想も頂きました。その感想と、私からの返事を紹介します。

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感想)

(保護や教誨の)対象者に対する受容、肯定、傾聴……気をつけて接するようにしているが、お話を聴いて改めて気付いた点、反省すべき点が、多々ありました。また、「いじめ」の項は勉強になりました。まさに「罪を憎んで人を憎まず」――当事者を前にすると、その事を見失ってしまうこともあるので。
ただ、「第2章 愛を伝える」は、年齢(50代)のためか、職業が僧侶であるためか、「愛」とつくと何だか……。

私から)

「愛」とつくと何だか……わかるような気がします。「愛」という言葉は、どちらかと言うと、キリスト教でよく使われていますので。


私の中では、広い意味での「愛」とは、「相手の幸せを願う気持ち」と考えています。「愛する人」は、言い方を変えると、「幸せになってほしい人」「大切な人」になります。
私は、仏教や浄土宗の教えをよく知っているわけではありませんが、「お念仏を唱えて阿弥陀(あみだ)さまに救いを求めれば、極楽浄土に導いてくださる」というのが、基本になる教えだと理解しています(すみません、ざっくりとした理解で)。
「極楽浄土」を、今で言う「幸せ」だと考えれば、極楽浄土に導いてくださる阿弥陀さまの御心は、「愛」そのものだと、私は思います。


「布教に通じるところも多いように思った」という感想も頂きました。「愛」という言葉を使うまでもなく、人々を幸せに導く教えを広めておられる皆さまに敬意を表しますとともに、心より応援しております。
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この返事で、聴いてくださった皆さまへの手紙を締めくくりました。


生まれたときから、世の中を恨んだり、生きることに苦しんでいる赤ちゃんは、見たことがありません。ということは、すべての人は、喜びを感じながら生きる力を持って、生まれてきています。

とはいえ、その生きる力を奪うような負の環境や、虐待を受けた親が虐待をしてしまうといった負の連鎖も、存在します。

私や、今回出会った僧侶の皆さまの活動は、そういった負の環境を改善したり、負の連鎖を立ち切る活動とも言えます。

僧侶の方々だけではありません。アメブロを見ても、カウンセラーやセラピスト、子育て支援をしている方など、たくさんおられます。

アプローチは異なりますが、志(こころざし)は同じであり、一人ひとりの活動の積み重ねが、みんなの幸せにつながると思っています。

そういう方が多くおられることを心強く思うとともに、日本の将来、人類の未来に、おおいなる希望を感じます。(完)

 

 

 

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