このたびご縁があって、広島市内のこども園で、子育て通信を発信することになりました。乳幼児のお子さまを育てておられるママやパパ向けの内容です。
笑顔で子育てができたらいいなという思いを込めて、「えがおがいっぱい」という名称にしました。同じ内容を、このブログでも見ることができるようにしました。
子育て通信「えがおがいっぱい」は、子育ての相談にお答えする形で、毎月発信する予定です。
保護者の皆さまが、肩の力を抜いて笑顔で子育てができる。そして子どもたちは、生き生きと目を輝かせながら育つ――そんな子育てのお手伝いをしたいと思います。
朝、園に子どもを預ける時、いつもひどく泣いて、私から離れようとしません。
子どもが泣きじゃくりながらしがみつき、離れようとしないと、親は困ってしまいます。子どもを預けることに、罪悪感さえ感じるかも知れません。
でも安心してください。お子さんの心がちゃんと成長しているということですから。
子どもは、生後半年から1年半くらいの間に、母親(または母親代わりの人たち)との間に、深い心のきずなを築くと言われています。その「きずな」は、それ以降の心の成長の基礎になります。
朝、ママと別れたくなくて泣くのは、その「きずな」ができているということです。
そうは言っても、できれば早く、泣かないようになってもらいたいものです。
子どもが泣かなくなるということは、子どもが次のように感じるようになった時です。
◆ママは必ず迎えに来てくれる。ボクは見捨てられたわけじゃないんだ
◆ママがそばにいなくて不安だけど、やさしい先生がボクを守ってくれる
◆ママとは遊べないけど、友達と遊ぶのも楽しいな
まだ言葉にできなくても、心でそう感じるようになると、泣かなくなります。
ということは、別れる時には、「ママも、ずっといっしょにいたい。でも、お仕事があるから行かないといけないの。必ず迎えにくるから大丈夫」と、優しくほほえんで声をかけてください。言葉が分からなくても、「大丈夫」という雰囲気は伝わります。
そして、子どもが泣いていても、スッと立ち去ってください。少し園に慣れてきたら、遊具などの”楽しいこと”に注意を向けさせ、その間にサッと別れるのもいいでしょう。
そして迎えに行った時には、「ママも会いたかった」と抱きしめ、「楽しいこと、いっぱいあった?」と、園での楽しかったことを思い出させるような声掛けをしてください。
子どもはいつの間にか、泣かなくなります。また、子どもの気分には波がありますから、泣かなくなっていた子が、また泣く時もあります。あせる必要もないし、心配もいりません。
(子育て通信01 完)
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