絵本業界に身を置いて35年の著者が、その経験と知見を余すところなく披露。
どんな絵本を選んだらいいのか、
絵本の読み聞かせはどうしたらいいのか、
絵本は子どもだけのものなのか。
・読み聞かせをしている人には
「絵本を利用して自分を目立たせたい」タイプがとても多い。
大人ももっと絵本を楽しもう、という運動が拡がらないのは、
まだまだ子どもだましの絵童話が多いからです。
・日本は絵本先進国！？
12世紀の絵巻物「鳥獣戯画」が世界最古の漫画なら、
13世紀にはあった御伽草子は、世界最古の絵本。
和紙の原料、清らかな水、熟練した紙漉き。上質な紙があった。
・子どもたちには学校とは別に、没頭できるものを見つけてもらいたい。
でも、ゲーム類は除外。
ゲームはゲーム会社の作った箱庭から、一歩も外に出られない。
年齢の壁を飛び越え、国境も壁も軽々と飛び越えてしまうような絵本に、一冊でも多く出会えるますように。
著者は、40冊ほどの絵本を紹介しています。
読んだことのある絵本もありますが、改めて楽しみたいです。
