介護渦中は、何故か「まだ大丈夫」っていう

根拠のない自信があり

かえってそれが辛うじて引っかかりとなって

オノレを保っていただけだったのかも知れない。

 

 

 

ウチの場合

これに加えて『家の建て替え』という

人生最大のイベントがあった。

 

もちろん

自分たちの老後のための建て替えってのが

一番の目的だが

 

ばあちゃんの入院によって

『ばあちゃんの介護のため』という大義名分が

急遽外されてしまったのだ。

 

実をいうと

その辺もこたえた要因だった。

 

 

入院は出来たものの

1か月を過ぎる頃には

 

 

もう元に戻れないであろうことは

明らかに。

 

入院してすぐは病院側も

ゼリー状のものを口から摂らせることを試みてくれた。

しかし、ついぞ飲み込むことは出来なかったらしい。

 

一度ゴックンを忘れてしまった喉が

再び飲み込むという動作を取り戻すことは難しい。

 

それが身体の機能の衰えによるものなのか

認知症の作用によるものなのか

詳しいことは分からないが

 

食べられない

喋られない

反応がない。

 

こちらも

そんなばあちゃんを見舞うたび

足かせのごとく

気持ちが重くなる。

 

 

そんな中

 

絶妙なタイミングでもたらされたのが

さくらちゃんの第二子懐妊の知らせだったわけ。

 

妊娠初期は

さくらちゃんの体調が優れず

心配したが

 

ババの出番も必然的に増えて来る。

 

古い仮住まいなのできんときを預かることは控えていたものの

そうは言っていられない事態となった。

 

 

つわりで大変な思いをしていたさくらちゃんには

申し訳ないけど

 

もしかしたら・・・てか多分

 

介護ロスの落ち込みや

建て替えの重圧と後ろめたさや

その他モロモロから

きんときが解放してくれたんだ。

 

安藤和津さんが長く『介護うつ』を患っていたことを聞いた時

「ああワタシもそうだったのかも」と思った。

 

診断を受けたわけでも

『うつ』が何たるかを知っているわけでもないから

軽々言ってはいけないが

ばあちゃんが入院してからこっち

今までとは全く違うワタシになってたことは確か。

 

今もまだ

多少は引きずってる感が否めないけど

お陰で何とか一歩手前で留まることが出来たんだと思う。

 

きんときときんときを託してくれたさくらちゃんに

今さらながらに感謝だ。

 

介護ってのは

関わってる最中も

そして終わったあとも

その影響は予想を超えるのだ。

 

だけどさ

まだまだ13番さんも頑張ってる。

 

ボチボチやっていきますわ♡

 

 

おしまい。

 

 

こちらのサイトから新居入居直前にお誘いを受けたのも

何かのご縁だったのかも・・・

 

 

 

更新しました

読んでみてください。

 

 

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