個人旅行よ何処へ行く(2) | 旅と仕事するkogeのブログ

旅と仕事するkogeのブログ

旅は人生に豊かな心を運んでくれます。音楽と旅をマネジメントする仕事に携わることは人生のミッションのひとつ。テーマの旅のスペシャリストとマネージャーの二足のわらじ奮闘ブログです☆

・・・以下は、あくまでも主観に基づく私見であるのと、
個人旅行といってもテーマ性の強い旅であるという点、また方面も
ヨーロッパに偏っているので、すべての旅行会社(で働く人)
の意見ではないので、あしからず。・・・
 
 
レベル5    完全無敵のハイパワーな個人旅行の達人タイプ
 
 このレベルは、まったくもって旅行会社の出番はない。
 
 そもそも、このタイプは旅行会社は眼中に入っていないので、
 
 関わることも、殆どいって良いほど無い。
 
 ただ、稀に何かのキッカケで問い合わせが入ることもゼロではない。
 
 少し会話をすれば、レベル5ということがすぐにわかる。
 
 自己責任において常に旅行をされるので、礼儀正しい人が多いし、
 
 情報だけ旅行会社から取ってサヨナラ、ということもさほど無い。
 
 あっても、代わりに向こうから貴重な情報を教えてもらえることも。
 
 
 
レベル4    自称達人だけれど、万が一の安心が欲しいなぁタイプ
 
 
 個人旅行のメリット、デメリットを熟知。出発までのやりとりも
 
 テンポよく進み、また、旅行で叶えたいことに対して出来る・出来ないを
 
 説明すればちゃんと理解し、旅行会社の立ち位置もよくわかっている。
 
 つまり、正当な収益をのせて費用を提示すれば、あれこれ言われることも殆ど無い。
 
 あえて、コストをかけてでも、旅行会社を使う理由は、万が一のときに

 旅行会社のサポートが必要と考えているから。
 
 万が一というのは、現地での事故とか、病気といったもので、
 
 それ以外はほぼ自力で解決してしまう。
 
 旅行中に起こりうるリスクを想定した旅行会社からのアドバイスに
 
 素直に耳を傾けてくれる。基本、自立した感覚をもって個人旅行にのぞむので、
 
 旅行中も何事もなければ、私の携帯電話は一度も鳴ることはない。
 
 
 
 例えば、ごく最近こういうケースがあった。
 
 ドイツのある都市からスイスに飛ぶ飛行機が欠航。
 
 空港で代替便が手配され、6時間遅れでスイスに入るも、
 
 到着したのは23時過ぎ。
 
 ところが、スーツケースがロストし届かず、しかも空港からその晩泊まるホテルまでは
 
 通常列車で2時間の距離にあるので、ホテルにたどり着くこともできない。
 
 仕方なく自力でロスバゲの手続きをし、なんとそのまま翌朝まで空港で過ごしたという。
 
 着の身着のままの状態にもかかわらず、深夜泊まる予定のホテルに電話をして
 
 翌日以降の予約はキャンセルしないで欲しい、と伝えたというから驚いた。
 
 事前に私の携帯電話番号、それから現地オペレーター(ランオペ)の緊急連絡先を
 
 載せていたにもかかわらず、だ。
 
 
 
 実は、この話を聞いたのは、すべて帰国したあと。
 
 まさかそんなことになっているとはつゆ知らず、理由を聞けば、
 
 「自分でやったほうが早いだろうと思ったし、そんなことよりわたくし
 
  無我夢中だったから」 とあっけらかんとおっしゃる。
 
 
 
 
  ちなみに、このお客様、御年80歳の麗しいおばあちゃま。
 
  それもひとり旅。
 
  もはや脱帽というしかない。