今週の米ドル円FX為替相場は107.04-108.17(yahooファイナンスより)のレンジ。


前回予想の、
「104円台突入」予想レンジ104.90-107.50
とは、完全に違うイメージでした。
104円台どころか、106円台にさえなりませんでした。




想定外の出来事やサプライズ(言い訳ではありません・・・)
・米雇用統計が好結果(失業率11.1%、非農業部門雇用者数+480万人。)
 事前予想(失業率12.5%、非農業部門雇用者数+323万人。)を上回る
・米金利上昇(FOMC議事録でイールドカーブコントロールには更なる分析が必要)


来週のFX為替相場予想のポイントは以下の通りです。



 
 
 


 
(1)コロナ感染第2波の影響
米国の新規感染者数が5万人を超え、過去最多を更新しました。
テキサス州では、公共の場でのマスク着用を義務付けし、
経済活動再開が相次いてストップされています。
6月25日、約2か月ぶりに米国内の新規コロナウイルスの
新規感染者数が過去最多を更新しました。
緊急事態宣言を解除した日本の新規感染者数も再び増加し、
世界中の投資家をリスク回避に向かわせています。
FX為替相場の米ドル高円安抑制要因となるでしょう。





(2)米中対立激化
中国全人代が香港国家安全維持法案を可決した事に対抗して、
米国側でも中国に制裁を科す香港自治法案を可決しました。
米中の対立が再び激化しそうです。
米大統領選挙で劣勢なトランプ大統領が強硬外交を再開するリスクは、
認識しておく必要がありそうです。
来週は、米経済指標等イベントが少ないので、
いつもより米中対立がクローズアップされるかもしれません。




(3)米トランプ大統領の大統領選挙苦戦
FOMC議事録でYCC(イールドカーブコントロール)には、
更なる分析が必要と発表されました。
YCC導入の可能性が完全に無くなった訳ではありませんが、
早期導入の可能性はなくなりました。
米雇用統計が事前予想を上回るなど、今のところ米国経済指標は
それほど悪化していないので、
FRBもあわてて金融緩和を拡大する必要なないのでしょう。
日米金利差縮小が止まる流れとなれば、
FX為替相場の米ドル安円高抑制要因となるでしょう。




YCCの早期導入の可能性がなくなったので、
107円台の滞在時間が増えそうです。




〜ご参考~

▲1,227(7/2)⇒▲3,651(7/9)⇒▲11,380(7/16)
⇒▲9,377(7/23)⇒▲4,218(7/29)⇒+10,561(8/6)
⇒+24,742(8/13)⇒+31,154(8/20)⇒+33,607(8/27)
⇒+27,682(9/3)⇒+32,591(9/10)⇒+23,862(9/17)
⇒+12,783(9/24)⇒+13,917(10/1)⇒+11,012(10/8)
⇒▲6,641(10/15)⇒▲18,165(10/22)⇒▲19,698(10/29)
⇒▲26,605(11/5)⇒▲34,997(11/12)⇒▲35,031(11/19)
⇒▲39,591(11/26)⇒▲47,823(12/3)⇒▲43,682(12/10)
⇒▲42,062(12/17)⇒▲33,542(12/24)⇒▲25,302(12/31)
⇒▲12,248(1/7)⇒▲31,430(1/14)⇒▲44,701(1/21)
⇒▲36,025(1/28)⇒▲21,898(2/4)⇒▲26,188(2/11)
⇒▲27,221(2/18)⇒▲56,389(2/25)⇒▲42,324(3/3)
⇒+8,157(3/10)⇒+32,495(3/17)⇒+23,863(3/24)
⇒+18,282(3/31)⇒+22,410(4/7)⇒+22,643(4/14)
⇒+26,026(4/21)⇒+32,326(4/28)⇒+27,214(5/5)
⇒+27,937(5/12)⇒+27,470(5/19)⇒+34,607(5/26)
⇒+32,579(6/2)⇒+17,462(6/9)⇒+22,110(6/16)
⇒+27,458(6/23)⇒+(6/30)
円買いポジションは増加
円買い持ち高最高記録2008年3月25日+65,920
円買い持ち高最高記録2004年2月26日+64,499
円売り持ち高最高記録2007年6月26日▲188,077





来週の米FX為替相場は、「107円台でまったり」予想レンジは、107.00-107.99

主な経済指標・イベント
7/06:米ISM非製造業景況指数
7/07:
7/08:
7/09:中国消費者物価指数
7/10:


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