ニオイで女性に嫌われない方法」(電子書籍限定)の著者、

におい刑事(デカ)/臭気判定士(国家資格)の松林です。

タイの工場の臭気対策もお任せ下さい。

 

 

すいません。いまさらで恐縮ですが、

本屋大賞2016含め、堂々3冠達成の名作、

羊と鋼の森/宮下奈都さん著を読了しました。

 

 

完全なるピアノの調律師さんを通してのストーリーものですので、

いつも通り、小説の中身には触れず、線引きポイントのみいきますね。

 

 

聞くという行為

・・

聞くという行為には、責任が伴う。

質問は渦を巻くのに、形にならなかった。

たぶん、返すものを何も持っていないからだ。

昔読んだ本で、コンサルタントの質問力っていうタイトルがありました。

それくらい、質問力、つまり聞くっていうのは、大切なことなんですね。

 

 

何が正解か

・・

仕事をしていく中で。あるいは日常を生きていく中で。

たくさんの疑問が出てきて、それについて正解かどうかを考える。

依頼通りのことだけをやっていれば正解なのか。

あるいは依頼主の想定できる範囲内での仕事しかやらないのか。

ニオイ刑事は、期待以上の感動をお届けできれば、最高だと思っています。

 

 

怖さ

・・

先日、yahooニュースとかツイッターで、固定電話への怖さとかが

書かれていました。ニオイ刑事も新人の頃、「電話に出ろ!」と言われて、

実はけっこう、怖かったし嫌だった記憶があります・・・。

しかし、本書の書いてある通り、

怖けりゃ必死になる。全力で腕を磨く。だから怖さを味わえ。

っていうのは、成長という意味では必要な経験なのです。

 

 

成長

・・

ひとりの人間が成長する瞬間。

ピアノがびゅんと成長する瞬間。

そこに立ち会わせてもらった気分だ。

っていうのは、仕事をしていたり、子育てをしていると、

なんとなく、そういう瞬間があって、それに出会えるのはもう、

自分の成長より楽しいしうれしいものですよね。

 

 

人生の役に

・・

音楽が人生の役に立ったのかどうか、わかりません。

でも、人生は立ち上がった。役に立つかどうかをはるかに超える。

だから、思いついたことをやってみたらいい。

うまくいかなかったら、戻せばいいだけ。

いいですよね!きちんと退路も逃げ道も用意して、立ち上がり続けよう。

 

 

一万時間

・・

ニオイデカは、この臭気対策のお仕事をはじめて17年目です。

一万時間なんか、とっくにこの仕事に対して費やしていて、

確かに計算すれば、4年とか5年で、それくらいには到達できるわけです。

まあ、それは本書では、特に根拠のない話みたいな結論になっているようですが、

多分、本当にプロフェッショナルになっていくには、一万時間の法則は最低限、

クリアしていく条件だろうし、それくらい当たり前だと思うのです。

 

 

まあ、なんというか、抑揚がないといいますか、

調律師をメインにすえたストーリーですのでそりゃそうなんですけど、

でもそれでいて、あっという間に読了してしまう、本当に不思議な一冊でした。

 

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羊と鋼の森/宮下奈都さん著。

 

 

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