駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

恩は仇で返される

2019年08月21日 | 社内事情

“受けた恩は忘れてはならない”

そして

最後は恩返し

これによって受けた恩は相殺される

この考え方が

私たち日本人には美徳としてしっかり根付いています。

この恩って言葉

英語では中々適当な言葉は見つかりませんね

一般的にはdebtって言葉が当てられますが

これは借金って意味でもあります。

そして

私はこの英語の方が

恩の実態を表してる

そんな風に感じています。

それは

これまで生きて来て

恩を仇で返された

なんて事で嘆く人

たくさん見て来たからです。

つまり

この恩って概念は

人間関係を切り裂く危険な言葉でもあるのです。

良く兄弟間で相続で揉めると

弟は良い学校に入れてやったのに

恩を仇で返しやがって

なんて言葉がお兄ちゃんの口から出てきますし

不動産屋が

長年付き合った家主が亡くなり

それを相続した息子が

とっとと他の不動産屋に管理を任せると

散々これまで面倒を見てきたのに仇で返された

なんて言います。

まぁこのケースは逆で

相手からすれば長い付き合いの中で

不動産屋の緊張が緩み

やりたい放題をした結果家主に逃げられた

ってのがほとんどですが

逃げられた方は冷静に自らを省みる事が出来なくなってますから

恩を仇で返された

って騒ぐのです。

不動産屋の話しは別にしても

とにかくこの恩ってのは

英語のdebtって言葉の通り

心理的な貸し借りの問題を含んでますから

人間関係がガタガタする

そんな危険な物でもあるのです。

 

恩を受けると

それを返さなければならない

これは心理的な負担となりますから

最近はこの恩を拒否する

そんな人が増えてるのです

私も最近お世話になってる方が入院しましたので

お見舞い金を渡したら返されましたね

“お気持ちだけ有難くお受けします”

って訳です。

また最近は葬儀も小さくなる一方ですが

これもその気持の表れです。

 

受けた恩は返すのが当たり前

この意識が

返せない人を苦しめ

返して貰えない人を苦しめる訳です。

恩は取り扱い次第では

人間関係をブチ壊しますので

要注意って訳です。

 

まぁしかしやっかいなのは

相手が迷惑なのに

勝手に恩を着せる人ですね

ゴルフの教え魔がその典型です。

せっかく教えてやったのに

ビール一杯も返して貰えない

ある教え魔が私に語った事です。

そうなると

もう笑いものですから

恩の押し売り

絶対にいけませんよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛情は人生の大切な栄養素 | トップ | アジア差別は時代遅れ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社内事情」カテゴリの最新記事