今年の国慶節の連休は自宅でのんびりさせてもらっているのであるが、そんな連休中、大きなニュースが流れてきた。

 

日本でもニュースが流れていたようだが、中国のトップ女優范冰冰（ファン・ビンビン）が、税務当局による支払い命令を受けて脱税の事実を正式に認め、SNSを通じて謝罪文を発表した。

 

 

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今回映画の出演料を巡り脱税したと認定され、追徴課税や罰金などを含め、約146億円の支払いを国から命じられている。

 

今年5月のカンヌ国際映画祭では、ゴージャスなドレス姿で出席していたが、これを最後に消息を絶ってしまっていて、この謝罪文が公に出ている今でも消息はわかっていないようだ。一説にはどこかで軟禁されているということも聞く。

范冰冰は現在37歳。ハリウッド映画にも出演しており、日本でもCMに起用されている。

 

この范冰冰のケースはいろいろなところで報道されているが、今中国ではこのように経済的に成功した大富豪たちに綱紀粛正をする方向に向かっているようだ。

 

先月、1年後の引退を発表したアリババグループの馬雲（ジャック・マー）氏の件についてもいろいろな憶測がなされている。中国政府が気に入らないほどアリババグループを大きくし過ぎたのがその理由だとか。

 

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今週は中国で春節の次に大型連休である国慶節だ。例年、この時期はプライベートジェットのオーナーたちは海外に自分の飛行機で出かけることが多かったのであるが、今年はそれがほとんどない。私の担当している飛行機のオーナーも同様で、今年の国慶節はシンセンの自宅でのんびりさせてもらっている状態だ。このあたり、大富豪たちに対する風当たりを反映しているのではないか、と私は感じている。

米中貿易戦争でその行方が微妙になってきているこの時期、過度の綱紀粛正で経済が悪い方に向かわなければいいことを願っている。

 

 

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