さて、前回の記事で見てもらった「中央大街(ジョンヤンダージエ)」のすぐそばにはよりロシアらしい建物がある。
それがこちら、ロシア正教会の聖堂「聖ソフィア大聖堂」だ。
日露戦争終戦の2年後にあたる1907年3月、帝政ロシアの兵士の軍用教会として創建された。
超寒かったけど、マスクを取って記念撮影してきたよ。
(その後5分ほどで室内に退散.......)
現在は教会・聖堂としては使用されず、ハルビン建築芸術館として一般公開されている。
正教会の建物ってヨーロッパ、アジア、インドのテイストがうまい具合に融合されていて美しいよね。
「中も一般公開されてる」って聞いてきたのに開いてないじゃん........
さて夕方4時を過ぎるともう暗くなり始める。
黄昏の雰囲気も悪くない(こんなに寒くなければ、ね.....)。
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さて、ハルビンに来てもう一つ買っていきたかったのはこれ。
ロシア風のパン「大列巴(ダーリエバ)」ね。
大列巴とはロシアの黒パンに似せて作られているパンのことで、パンのロシア語である「フリェープ(Хлеб)」から「大きなフリェープ」→「大列巴(ダーリエバ)」と呼ばれるようになった。
だからかなり大きいよ。
ローカルの中国人は普段の食事としては食べないようだが、いいお土産ということで結構売れてたよ。
値段も手ごろ(サイズによって15元~25元、230円~380円)。季節によるが室温で2-3週間はもつそうだ。
見た目がメロンパンに似てるけど甘くしているわけではないよ。
半分に切ったところ。
美味しそうでしょ?
トーストにしたらまたさらによくなったよ。
またハルビンに行ったらぜひ買いたくなるパンだった。
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さてハルビン出発日。
マイナス20度で外に飛行機を置きっぱなしだったから機内のあらゆる水分が凍結!
コーラもカンの蓋が吹っ飛んでた。
エビアンの水も過冷却水になってた!
振ることにより水が一瞬にして氷になる現象だ。
過冷却水ってなにか知ってる?
水は通常0℃を下回ると凍結するのであるが、静かにゆっくりと0℃以下にまで冷やすと凍結しないまま水の状態を保つのだ。
その状態で衝撃が加わると一瞬で凍結する。それが上記ビデオの状態ね。
ちなみにパイロットにとってこの過冷却水というのは冬の飛行において脅威となるもので、雨などがこのような状態になって機体に凍り付くとなかなか取れなくて危険な状態になる。
さて4日間ハルビンに滞在中、ずーっと快晴で雨や雪は一切降らなかったのであるが、やはり機体には霜がこびりついていた。
かなり乾燥していたとはいっても多少の水分がこのように凍ってしまうんだな。
飛行機の翼はこのようなわずかな霜でもあってはならない。これを「Clean Airplane Concept」というのだ。
だからきれい好きじゃない人はパイロット向きではないな(笑)。
この日の朝はマイナス15℃程度だったが、遅れもなく無事離陸。
4時間かけて、南国で私の住む深圳に向かった。
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