アイカム不動産専務のブログ

OCNブログ人が無くなったので引っ越してきました。

茅の輪

2020-07-31 17:52:36 | 日記
茅の輪(チノワ)くぐりとか輪越しとか、正式には夏越の大祓と言います。

今年はコロナの影響で奉製は辞めようかと一旦は決めていたのですが、逆に「祓う」という意味でやった方がいいんじゃないかという意見が出てきまして結局やることになりました。

「輪の長さは木枠の大きさがあるから変えれないが、例年より少し細くしてやろう!」。なんせ作業に入るのは年配者が多く、屋外とは言え密になって紡いでいくのだから危険性大です。

朝9:00に神社集合して石手川土手まで茅の刈り取りです。毎年通っているところに着くと、大水が出た後だったので茅が自生している部分がゴッソリ流されてしまってました。少し下流に場所を移して刈り取りです。

この時期熱いから半袖・短パンでやりたいところですが、相手がカット・マンの茅なので長袖・長ズボンが必須です。できれば長靴も用意しておきたいところです。切った後を歩くと茅の切株が足首へんに刺さってくることがあるのでホントこれは大けがしますよ。

枝ぶりのいい茅の中に分け入ってザクザク刈り取り、一旦土手に放り上げます。それから綺麗なものだけをより分けます。これが結構手間がかかる。「もう少し人数がいれば、刈り取り班とより分け班で別れて短時間で出来るのにな」。最後にひもで束にして軽トラに載せて神社に運び込み。

一旦家に帰り昼食後、これから奉製作業。茅を小さな束にくくってそれをつないでいきます。長さは神社拝殿の端から端くらい。括り付ける木枠も倉庫から出して組まないといけません。出来上がった茅の輪を木枠にセットして両脇に竹を配して完了です。「あっ紙垂を忘れてた」

まだまだ作業が残ってますよ。参拝方法を書いた看板立て、人型を焼くところの準備、幕張り、提灯出し、拝所全ての紙垂交換。

夕方の祭典は、神事のみで夜店などもなくこじんまりとしたもので考えていたんですが、意外や意外。例年通りたくさんの人が参拝されておりました。



「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 のぶと言うなり」(読み人知らず)

「コロナ禍に みなで紡いだ 茅(カヤ)の輪よ 腕に残る切り傷」近藤 烈士)

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