香りに酔いしれる
香りに酔いしれる。
これを実際に体験された方はもしかしたらあまり多くいらっしゃらないかもしれません。
アロマテラピーの起源は薫香という樹脂を燻すという形であったとされています。当時は神々との交信の前に体と魂を清めるためにミルラやフランキンセンスの樹脂を使いました。
さあ、午後三時少し前です。
まずカーテンと窓を開けましょう。すると太陽の光が燦々と入ってきます。
外の空気を深く吸い込んで、大きくいひと吐き。
振り返って、テーブルの上の香炉の炭に火をつけます。ゆっくりと燃える香炭からはスーッっと一筋の煙が立っています。
そこ乳香のカケラを一つ静かに起きます。
いち、に、さん、よん、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう。
乳香に熱が伝わり下の方が柔らかくなり、時間をかけてゆっくりと溶けはじめます。
気がつくと、わたしたちの誰もが内に持つ尊さを呼び起こす香りが悠悠と漂っていることに気がつきます。
このまま少し瞑想してみましょう。
目を閉じてもなお、太陽の光が窓から入ってきているのがわかります。
微かな風を頬に感じます。時折、樹脂の油が燃えるパチパチという音がします。
そして乳香の高潔な香りが鼻腔を刺激しているのがわかります。
あなたの好きな感覚を思いっきり楽しんでみましょう。
せっかくなので、わたしは香りを楽しんでいます。
薫香とともに香りは広がります。
薫香とともに香りがわたしの中に入ってきます。そのままわたしの意識は香りに溶けていきます。やがて香りがわたしと部屋の空気との境界線を消していきます。するとわたしの意識は空気のように広がっていきます。
ふわふわと漂う香り。
ふわふわと漂うわたしの意識。
時間は止まっているのでしょうか?それとも、悠久の時間を過ごしているのでしょうか?
好きなところに行き、好きなことを好きなだけする。
そこで感じる好きは自分の内に秘めている好きです。
広がった意識はどこへでも行けます。行った先ではエネルギーレベルで新しい出会いがあり、
新しい試みを引き寄せてきます。
だからでしょうか?
ますますいろいろな出会いがあり、いろいろなシンクロが起き、様々な新しいオファーを頂戴しております。
薫香というアロマテラピー。面白いかもしれませんね。
現在、カウリ・ホリスティック・ヒーリングではオマーン産の乳香樹脂(フランキンセンスホジャリ)とソマリア産の没薬樹脂(ミルラ)を取り扱っております。一瞬で古代世界へトリップしそうな香り。
10月24日にはミルラをご紹介するワークショップもオンラインで開催の予定です。
ご興味のある方はオンラインショップへどうぞ。
本日もありがとうございました。
with much aroha.