源氏物語イラスト訳【夕顔311】いみじく
いみじく御心地惑ひければ、
「かかる道の空にて、はふれぬべきにやあらむ。さらに、え行き着くまじき心地なむする」
とのたまふに、
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【源氏物語イラスト訳】
いみじく御心地惑ひければ、
訳)ひどくお気持ちが乱れなさったので、
「かかる道の空にて、はふれぬべきにやあらむ。
訳)「このような道端で、野垂れ死にしてしまうので あろう か。
さらに、え行き着くまじき心地なむする」とのたまふに、
訳)まったく、帰り着くことができ そうにない気がするよ」とおっしゃるので、
【古文】
いみじく御心地惑ひければ、
「かかる道の空にて、はふれぬべきにやあらむ。さらに、え行き着くまじき心地なむする」
とのたまふに、
【訳】
ひどくお気持ちが乱れなさったので、
「このような道端で、野垂れ死にしてしまうにちがいないので あろう か。まったく、帰り着くことができ そうにない気がするよ」
とおっしゃるので、
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■【いみじく】
※【いみじ】
■【御(おん)】
■【心地(ここち)】
■【惑ひ】
※【惑(まど)ふ】
■【けれ】
■【ば】
■【かかる】
■【道の空(みちのそら)】
■【にて】
■【はふれ】
※【はふる】
■【ぬ】
■【べき】
■【に】
■【や】
■【あら】
■【む】
■【さらに】
■【え】
■【行き着く】
■【まじき】
■【心地(ここち)】
■【なむ】
■【する】
■【と】
■【のたまふ】
■【に】
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