源氏物語イラスト訳【若紫78-1】草の御むしろ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【若紫78-1】草の御むしろ

「…草の御むしろも、この坊にこそ設けはべるべけれ。いと本意なきこと」と申したまへり。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…草の御むしろ

訳)「…旅寝のお宿

 

 

このこそ設けはべるべけれ

訳)この拙坊で準備申し上げるべきなのに。

 

 

いと本意なきこと申したまへ

訳)とても残念なこと申し上げなさっ

 

 

【古文】

「…草の御むしろこのこそ設けはべるべけれいと本意なきこと申したまへ

 

【訳】

「…旅寝のお宿この拙坊で準備いたしますべきなのに。とても残念なこと申し上げなさっ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【草の御むしろ】

※【草のむしろ】

■【も】

■【この】

■【坊(ぼう)】

■【に】

■【こそ】

■【設け】

※【設(まう)く】

■【はべる】

※【はべり】

■【べけれ】

■【いと】

■【本意なき】

※【本意なし】

■【と】

■【申し】

※【申す】

■【たまへり】

※【たまふ】

※【り】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

僧都の発言のラストです。

 

僧都は、光源氏の来訪を

自分にも知らせてほしかった、

自分の寺へ泊まってほしかったと

訴えているのですね。

 

ウインク

 

 

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