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源氏物語イラスト訳【若紫146-1】今、この花
「…今、この花の折過ぐさず参り来む。
宮人に行きて語らむ山桜
風よりさきに来ても見るべく」
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【源氏物語イラスト訳】
「…今、この花の折過ぐさず参り来む。
訳)「…すぐに、この花の季節が過ぎないうちに改めてお礼にやって参りましょう。
宮人に行きて語らむ山桜
訳) 宮中の人の所に行って語ろう。山桜の美しいことを。
風よりさきに来ても見るべく」
訳) 風よりも先にやって来て 見るようにと。」
【古文】
「…今、この花の折過ぐさず参り来む。
宮人に行きて語らむ山桜
風よりさきに来ても見るべく」
【訳】
「…すぐに、この花の季節が過ぎないうちに改めてお礼にやって参りましょう。
宮中の人の所に行って語ろう。山桜の美しいことを。
風よりも先にやって来て 見るようにと。」
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■【今】
■【この花の折】
※【この花】
※【の】
※【折(をり)】
■【過ぐさ】
※【過(す)ぐす】
■【ず】
■【参り来(こ)】
※【参る】
※【参り来(く)】
■【む】
■【宮人(みやびと)】
■【に】
■【行き】
■【て】
■【語ら】
■【む】
■【山桜(やまざくら)】
■【風】
■【より】
■【さき】
■【に】
■【来】
■【て】
■【も】
■【見る】
■【べく】
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☆本日の『源氏物語』☆
光源氏が、僧都たちとの分かりに際して
和歌を詠んで贈ります。
このような日常の和歌が
平安時代には散りばめられているんですね!