平成21年4月13日に厚生労働省より新しい出題基準が発表されました。
平成22年版保健師助産師看護師国家試験出題基準について
 
 
以下必修問題の新しい出題基準です。マーカーは新しく追加変更された項目です。
(正確ではないかもしれないので参考までに)
ざっと中項目で10個ほど小項目で100個ほど必修問題の出題範囲がふえましたね。
99回からは必修問題が今までの30問から50問になるのではと噂されています。(まだ正式な発表はされていませんが・・)

一概には言えない?

一概には言えない?

一概には言えない?

一概には言えない?

一概には言えない?
http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/04/dl/tp0413-1f.pdf

以下引用


全体的事項
○近年の医療や看護を取り巻く環境の変化に伴い、より重要さが増していると考えられる教育内容に関する項目の精選と充実を図った。
・薬剤の用法や薬効の理解、緊急時の対応、看護倫理及び看護技術等に関する項目の充実を図った。
・大・中・小項目のそれぞれの位置付けを再確認し、中項目間あるいは中項目と小項目との整合性を図った。

看護師国家試験
「必修問題」では、必修問題の対象となる基本的知識及び技術は重要であることから、これらの基本的かつ重要な事項を問う問題を強化するための出題数が増加される。それらに対応するため、出題範囲を拡大することとし、出題範囲の全領域にわたり小項目数の拡大を図った。特に看護活動の場の拡大や活動内容の多様性、基本的看護技術の充実を念頭に置いた。
「人体の構造と機能」では、新しい生命科学の知識を看護の専門基礎教育に導入するために「生命と恒常性(ホメオスタシス)」を設け、遺伝学の要素を取り入れた。さらに、「発生」と「老化」は看護に不可欠な要素と考え、大項目を「生殖と老化」とし、中項目に「発生」を追加した。
「疾病の成り立ちと回復の促進」では、薬物療法を他の治療法から独立させ、薬物療法に対する理解について強化を図った。また、アレルギー性疾患や自己免疫疾患など、本来は生体にとって有利に作用するはずの免疫応答が逆に生体に害をもたらしてしまう「免疫機能の障害」を追加した。
「社会保障制度と生活者の健康」では、施設から地域へと看護の役割が拡大していることに伴い、社会保険制度全般と社会福祉法の内容の充実を図った。また、生活者を取り巻く社会情勢・健康問題等の変化をふまえて、人口構造・就業構造、環境と健康との関連、看護職員の確保・労働に関する視点を追加した。
「基礎看護学」では、拡大し多様化してきた看護の役割を踏まえて、看護学と看護実践の基本となる諸概念、基本的看護技術の基礎知識、社会における看護活動と看護の役割について問うこととし、変化を加味して特に小項目の充実を図った。
「在宅看護論」では、在宅等療養者には特に残存機能を十分に発揮させ、自立を促していくための看護の重要性を理解し、その能力をアセスメントし、在宅看護計画に反映させていくための基礎的知識の充実を図った。また、医療機関から引き続き提供されていく看護、幅広い対象者が在宅看護を必要としているという視点から「訪問看護ステーションの理解」を追加した。
「成人看護学」では、成人の生活と健康、成人を援助するときの基本的なアプローチ、機能障害への観察技術、検査や治療に伴う安全管理に関する知識を基盤に、多様な健康問題をもつ患者の看護実践に必要なアセスメント及び看護援助に関する知識、技術を重視した。さらに、時代の変化に対応した疾患を選択して充実を図った。
「老年看護学」では、高齢者の看護を行うには、高齢者を生物学的、社会学的な変化の中でとらえ、老いて生きる人々の生活とそれをとりまく社会の視点で高齢者の多様性を全人的に理解する必要があるという理解の上に立って、歳を重ねること(エイジング<加齢>)に伴う生活の変化や、老年者に特有な症候・疾患・障害をもつ高齢者とその家族の健康生活を支える看護を実践していくための知識、技術について充実を図った。
「小児看護学」では、「子どもの人権」を意識して全体を見直し、追加修正した。また、医療の動向から「在宅における子どもと家族の看護」を追加した。
「母性看護学」では、性と生殖に関する健康の視点から、新しい家族の誕生期及び女性のライフサイクル各期にある人々の健康生活を看護するために必要な知識と技術について充実を図り、チーム医療の視点を追加した。
「精神看護学」では、大きく変化する精神保健医療福祉の状況で、看護師には、生物学的、心理学的、社会学的側面及び精神と身体の健康や状況の相関について総合的に判断し、多職種とチームを組んでケアを提供することが求められる。そこで、精神の健康に関する基本概念と基礎知識、精神疾患の診断・検査と治療、入院患者の権利擁護、精神障害者の包括的リハビリテーションについて充実を図った。
 
 
全体的事項
○近年の医療や看護を取り巻く環境の変化に伴い、より重要さが増していると考えられる教育内容に関する項目の精選と充実を図った。
・薬剤の用法や薬効の理解、緊急時の対応、看護倫理及び看護技術等に関する項目の充実を図った。
・大・中・小項目のそれぞれの位置付けを再確認し、中項目間あるいは中項目と小項目との整合性を図った。

保健師助産師看護師国家試験出題基準の利用法
保健師、助産師、看護師の国家試験は、保健師助産師看護師法第17条に基づき、保健師、助産師、看護師として必要な知識及び技能について行われる。この知識と技能を評価するための標準的な内容を具体的な項目によって示したのが、国家試験出題基準である。保健師、助産師、看護師の試験委員会は、保健師、助産師、看護師の国家試験の適切な範囲及び水準を確保するため、この基準に拠って出題するものである。
また、国家試験出題基準は、看護師等学校養成所の教育で扱われるすべての内容を網羅するものではなく、また、これらの教育のあり方を拘束するものではない。
大・中・小項目の位置づけ
1)大項目は、中項目を束ねる見出しである。
2)中項目は、保健師助産師看護師国家試験の出題の範囲となる事項である。
3)小項目は、キーワードとし、中項目に関する内容をわかりやすくするために示した事項である。これは大・中項目に関連して出題されるものとする。また、出題範囲は記載された事項に限定されず、標準的な学生用教科書に記載されている程度の内容を含む。
その他
専門領域等により同一事象に対し異なる表現がある場合には、カッコ書き等によりどちらも使用可能とした。
また、カッコは以下のルールにより使用した。試験委員会の判断により、カッコ内、外の語を適宜使用できる。
< > : 直前の語の言い換えまたは説明を示す
例 : 世界保健機関<WHO>、日常生活動作<ADL>
( ) : 小項目のさらに下位項目を示す
例 : 依存症(アルコール・ニコチン・薬物)



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看護師国家試験「出題基準」の利用法

看護師国家試験「出題基準」について
看護師国家試験の出題者は過去問題を参考にして作成しているのではなく、主に出題基準に沿って作成しています。「メニエル病」のように過去問題ではほとんど出題されなかった範囲から出題されている現状を考えると、出題基準には記載があるものの過去問題に出題されなかった分野の勉強が必要となります。その理屈から行けば過去問題を解くよりも出題基準を基に作成した問題を解いたほうが、その傾向にあった勉強といえるでしょう。

模擬試験の活用
それでは出題基準予想問題集という問題集が販売されているのでしょうか?
現実には少数ですが販売されています。しかし購入する生徒が少ないため、一般の書店には置いていないことが現状です。では、なぜおいていないのでしょうか?それは出題基準をみて分かるように、どこから手を付けてよいか分からないくらい範囲が広いため、ほとんどの生徒が手を付けないのが現状です。
しかし前述のようにまったく無視するわけにもいけません。この時に利用する問題集が模擬試験です。模擬試験は出題基準に沿って作成されています。つまり模擬試験はその名の通り国家試験予想問題なのです。
模擬試験を受けることで、過去に出題されていない分野の問題もこなす事ができ、出題基準をある程度網羅することができるでしょう。模擬試験の解答・解説は問題がほとんど記載されているので、「模擬試験の解答解説=国家試験予想問題集」といっても過言ではありません。

単品の出題基準
出題基準をみていると「腫瘍」、「脳血管障害」など漠然と書いてある内容と、「抗利尿ホルモン」、「レニンーアンジオテンシンーアルドステロン」、「クロイツフェルト・ヤコブ病」など範囲の狭いいわゆる単品で書かれている分野があります。
ホルモンについては広い分野ですが、抗利尿ホルモンといえばバゾプレッシン、つまり腫瘍を勉強するのとバゾプレッシンを勉強するのではどちらに時間がかかるでしょうか?言うまでもなく、バゾプレッシンのほうが少ない時間ですみますね。このような単品で書かれている範囲は必ず押さえるようにしましょう。
 
 
 
 

上記は医教のサイトからの引用です。



 
国試を終えて思ったのは模擬試験が重要だったということですね。
出題基準に沿って作られる以上過去問だけやっていては出題基準を網羅するのは不可能です。
本番では過去問と全く同じ問題はほとんどでないのだから、同じ項目であっても別の角度から問われる予想問題を多く解いた方が本番の国家試験では対応しやすいと感じました。
過去問をしっかり学習したうえで各社の模擬試験を活用し漏れのない国家試験対策をおすすめします。
 
そのためには出題基準にはしっかり目を通しておくとよいと思います。



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おススメ記事

http://ameblo.jp/racchi813/entry-10222284900.html


みんな手書きで書いてましたけど、

僕はPCで書いてました。


利点として、書き直しの時間が短縮できることが大きかったです。

手書きだと配置を変えようと思っただけで書き直しですからね。

書いているうちに頭が整理できるという利点はありますが、

他の記録を書く時間がなくなってしまい、結局関連図だけで、その日が終わってしまうなんてことがよくあります。

そういった苦労はしたくない。

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いろいろソフトはありましたが、IndySoft PlanningFlow4というソフトを使用し書いてました。



http://homepage3.nifty.com/indysoft/pf.html






手書きのとき見難いといわれていましたが、

線を引くのもきれいにできるのでみやすいと評判でしたよ。


PlanningFlow4で書いた関連図です。


 手術侵襲と生体反応関連図  



一概には言えない?

ちなみにこの関連図は参考書にもほとんどのってないのでかなり使えると思います。

急性期の患者さんを受け持った際にはぜひ活用してください!!



参考http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4023465.html

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こちらも参考ください


○基本的欲求

(1) 患者の呼吸を助ける
<基本的欲求の充足した状態>
・ ガス交換が正常に行われている
・ 安楽に呼吸ができる

『看護』
呼吸機能は生命を維持する上で重要なものである。それは肺胞の毛細血管を通して酸素と二酸化炭素を交換する拡散作用が細胞レベルで十分に行われているためである。看護師の重要な役割は、この細胞とガス交換に影響を与えているものはないか、また患者が正常に呼吸できているかを観察することにある。
『個人・人間』
 呼吸するといったニードの充足は個々人によって異なるがそれは、登山家やスポーツ選手のような強靭な肉体を持った人から、重篤な状況下にあり酸素吸入やエアウェイを挿入しなければニードを充足できない患者、喘息に悩まされた安楽な大意や姿勢をとらなくてはニードを充足できないといった患者までさまざまだからである。
『健康』
 ガス交換は正常な呼吸機能により営まれている。不十分なガス交換は呼吸器や循環器機能や心理面と密接な関係があることは明らかであり、この呼吸器のあり様によっては健康に悪影響を与えることがある。
『自立』
 生活面では不適切な姿勢や体位、ストレスなどがガス交換の障害を引き起こしたりする。長期臥床状態の高齢者においては、喀痰による気道の閉塞などで生命を危うくしたりするからである。看護師はこれらを緩和したり、予防したりすることを患者自らが対処できるにはどうしたらよいか、正常に呼吸できるよう患者一人ひとりに合った学習方法を患者と一緒に考えることが看護師の責務である。


(2) 患者の飲食を助ける

<基本的欲求の充足した状態>
・ 必要な栄養が取れている
・ 楽しく食べられ満足感がある

『看護』
 食欲不振にある患者においては、ベッドサイドで患者のそばでどうすればおいしく楽しく食べられるか、それに対して力づけたり、助言できるのは看護師であり責任でもある。また、患者の思考や食事摂取量を観察したり、不適切な食事摂取であればそれらを主治医に報告し、適切な食事摂取ができるよう助けることが必要である。
『個人・人間』
看護師が、個々人の食生活習慣は文化的・社会的背景により異なること、また心理的影響に左右されることを知らなければならない。
 乳井音患者が食に対するニードを充足できるように助けるためには、食生活の違い、しこう、タブーの類についての理解が必要となってくる。
『健康』
 栄養は健康・不健康を問わず人間の成長発達や健康の維持・回復に不可欠なものである
とりわけ消化器機能と深い関係にあり、栄養が十分であるためには栄養を取り入れる消化器機能や栄養を運搬する循環器機能も正常でなければならない。経口的に栄養を摂取できない患者では、静脈栄養や経管栄養などにより生命を救うことはできるが、食の心理的ニードを満たすものではない。看護師は、食事は生活の中の楽しみの1つであることを忘れないようにしなければならない。
『自立』
 食事は介助されるより、自分で食べることにより食の心理的ニードが満たされる。患者が健康時と同じように自分でできることは自分でやり、できる限り早く自立を取り戻せるように助けることが必要である。


(3) 患者の排泄を助ける

<基本的欲求の充足した状態>
・ 生理的で正常な排泄である
・ 快感がある

『看護』
 正常な排泄機能は生理的・心理的ニードを充足する。看護師は患者の排泄・排便サイクル、肺からの二酸化炭素の排泄、発汗や月経などの正常について知らなければならず、また、排泄物は独特の臭気を持つものである。健康を害し入院を強いられ、自力で排泄できず、排泄物も始末できない患者にとっては、心理的苦痛は計り知れないものである。大部屋であっては、ベッドの位置や風向きなどにより、その周期が周りの人に不快を与えたりするため、看護師は可能な限りこのような事態を最小にし、こうした問題を減らすよう設備を最大限に利用し、環境改善に努めなければならない。
『個人・人間』
 排泄習慣は、その人のプライバシーとともに共通のニードとして充足されることが大切である。排泄習慣は患者の文化的・社会的習慣に左右されるため、年齢を呼び個人手の生活習慣によるニードを充足できるよう助けることが必要である。
『健康』
 職と排泄は密接な関係がある、これらは真理的ニードの充足も大きく関わっており、このことをベンダーソンは「排泄することは食べることと同様に情動と切っても切れない関係にある」といっている。
『自立』
 床上排泄から離床できるようになった患者が、便器の変わりにベッドサイドでのポータブルトイレ、さらに車椅子に取り付けた便器へとさまざまな排泄形態をとるようになっていく。しかし、患者を車椅子に乗せてトイレに連れて行くほうが患者にとっては効果的である。


(4) 歩行時をよび座位、臥床に際して患者が望ましい姿勢を保持するよう助ける。また、患者が1つの体位からほかの体位へと身体を動かすのを助ける。
   <基本的欲求の充足した状態>
・ 歩行、立つ、座る、眠るなどの姿勢が適切である
・ よい姿勢のとり方を理解している

『看護』
 活動は、身体の新陳代謝の促進や体動不能が引き起こすさまざまな合併症を予防するうえからも大切なことである。そのため、健康な人は眠っていても、起きているときでも絶えず身体を動かし長時間制止していることはないのである。看護師は、長時間臥床を余儀なくされている患者に対して、合併症を併発しないように頻回に体位変換や身体の清潔保持に努めなければならず、また、患者が同一体位で長時間過ごすことに内容に見守るのは看護師の責務である。
『個人・人間』
 個人の生活のあり様は、とりわけ姿勢や動作に現れるといわれている。
『健康』
 悪い姿勢(広い意味での)は身体の内部器官への影響はもとより、間接の拘縮や筋力の低下および書臓器への悪影響を与えることとなる。
『自立』
 長時間活動を余儀なくされ、看護師の助けによって活動していた患者も、健康の回復とともに形は違っても寝たきり状態から活動範囲は拡大されていく。
 退院にいたっては、帰っていく家の構造にあわせた条件範囲内でリハビリテーションプログラムを一緒に考え、患者の日常生活や社会生活を阻む原因を最小にできるよう助けていくことが必要である。


(5) 患者の休息と睡眠を助ける
<基本的欲求の充足した状態>
・ 休息や睡眠が自然にとれる
・ ストレスヤ緊張感からの開放感がある

『看護』
 睡眠と休息の効果は、肉体的・精神的な緊張から開放された時に得られまる。健康な人は睡眠と急速は当たり前の減少としてとらえているが、不幸にも健康を害し、肉体的障害による痛みや精神的苦痛を生じると、この当たり前の現象も自由にコントロールできない状態に陥ることになる。
 看護師は、これらの痛みや苦痛を取り除くためにリラクゼーションや静かな音楽、四肢のマッサージ、就寝時の訪室、孤独な若者や高齢者にあってはタッチングなどを行うと効果的である。
『個人・人間』
 休息や睡眠を誘う方法は個々人によって異なる。年齢、職業、睡眠のパターン、休息方法などは特徴的といえる。
 疼痛や不眠のある患者では睡眠剤を、またターミナル期の患者にあっては麻薬などを使用して、睡眠と休息をコントロールしなければ心身共に衰弱していくことを覚えておかなければならない。
『健康』
 病気で入院している間に、不可避的な疼痛や不眠を緩和するために使用したきっかけで睡眠薬中毒や麻薬中毒を引き起こしたりする。
『自立』
 まず、薬に頼る前の痛みの緩和の方法や、睡眠を誘う方法を患者と一緒に考える。看護師は、睡眠薬を減らし自然な眠りを誘えるように、1日を楽しく過ごせるよう助けることが重要である。

(6) 患者が衣類を選択し、着たり脱いだりするのを助ける
<基本的欲求の充足した状態>
・ 適切な衣類を身につけている
・ きちんと身づくろいができる

『看護』
 衣服の機能は社会的見地や心理学・生理学的にその意義が述べられており、入院患者ではこの意義に基づき、広い意味での外科医から身体を保護する目的にある。
 ヘンダーソンは「看護師は(プロの母親)に等しいはずなのに、患者にあった適切な衣服(病衣)を選ぶという重大な責任をほとんど果たしていない」と指摘している。
 今日ではさまざまな衣類があるが、ファッション性を重視しないようにしなければならない。自由に選択できない患者にあっては、患者の年齢や性別、皮膚・身体機能に合った適切な衣服を選択できるよう助けることが必要である。
『個人・人間』
 衣服は広い意味では人格の一部と同じであり、いつもだらしなくしている人、衣服にまったく関心のない人、奇妙な格好をしている人、きちんと着こなしている人など千差万別である。ヘンダーソンは「衣類や装身具は彼の個性を表現する」といっている。
『健康』
 衣服はファッションであり、自分の好みに合わないものを身につけていると気分も優れず、また不快になったりもするが、高貴な衣服を身に着けていると自尊心も高まり精神的ニードも充足される。病衣であっても、四六時中身にまとっているため患者の衣生活習慣や好みなどを十分に配慮してあげなければならない。ヘンダーソンは「きちんと身づくろいしているのは健康のしるし、いつもだらしなくしているのは病気のしるしのひとつ、とみなしている」と指摘している。
『自立』
 体力や力の不足している病人に対しては、衣服の着脱に必要な力や運動機能を補ったりする。機能障害のある患者にあっては、日常の更衣をどのようにすれば効果的か、患者の自立に向けて手助けすることは、セルフケア能力を高めることにつながる。


(7) 患者が体温を正常範囲内に保つのを助ける
<基本的欲求の充足した状態>
・ 体温が生理的範囲内である
・ 体温調節に努めることができる

『看護』
 正常な体温は生理的なもので、年齢や性別、環境などに影響されやすい。ヘンダーソンは「健康であれば各人は不愉快なほど寒かったり暑かったりする部屋から移動できるし、屋内外の出入りもできる」と述べているが、意思表示ができない寝たきりの高齢者では、冬季の暖房で高体温になったり、また夏季の冷房で低体温や脱水を招いたりすることがある。
 看護師は、患者の体温が正常範囲内に保てるよう環境を調節したり、以上体温になっていないか早期に発見したりすることが必要である。
『個人・人間』
 体温は年齢や性別、情動の変化、自律神経失調症などの個人差、痩せや肥満などの体格などによってことなる。
『健康』
 外気と健康については、太陽光線から目を保護する方法や、寒冷にあっては手袋など使用し、外界にさらされている身体の部分を保護する方法を心得なければならない。患者を車椅子で中庭を散歩させたりする場合は、とくに身体の保護に留意する必要がある。
『自立』
 看護師は体温の生理学的変動を理解し、患者の周りの環境や衣服、寝具の調節に気を止め、その方法を助言する。高齢者では感受する温度差は、若者と比べ下着1枚の差があるといわれている。


(8) 患者が身体を清潔に保ち、身だしなみよく、また皮膚を保護するのを助ける
<基本的欲求の充足した状態>
・ 皮膚や粘膜が清潔になっている
・ 清潔の基準が保たれている
・ 他人に受け入れられやすい身だしなみである

『看護』
 日常生活を営む過程で、人間の身体表面にはさまざまな不要な老廃物が付着する。身体を清潔にするということは、身体表面に付着した不要な老廃物を取り除くことを意味する。
 清潔には、皮膚や口腔、目、耳、爪、毛髪、陰部などの身体開口部の機関を保護することと、患者を取り巻くベッドや寝具、衣服などを清潔にすることがある。看護においては、身体開口部の期間が外界から悪影響を受けないようにすることである。活動を自由にコントロールできない患者にあっては、特に清潔に心がけなければならず、ヘンダーソンは「看護師は誰でも、患者の身体の大きさ、体位、身体的、精神的のいかんにかかわらず、常に患者の身体を清潔にしておくことができねばならない」と説いている。
『個人・人間』
 清潔更衣は文化的背景により異なる。入浴方法1つにしても、諸外国と日本は異なるように、健康な人と病人では、清潔方法が異なる。健康であれば自由に清潔行為はできるが、病人は床上で清潔行為を受けなければならなくなる。
『健康』
 いくら高貴な衣服を整えても身体の清潔を怠っていては身だしなみがきちんとしているとは言えない。ヘンダーソンも「人間の身だしなみは、姿勢と同じく、その人の生きようが外に現れたひとつのしるしである」といっているように、清潔のあり様はその人の健康の指標とも言える。
『自立』
 清潔は、個人の生活習慣により形成されていることを理解しなければならない。また、身体障害のある患者では、可能な範囲で残存可能を開発できるように手助けすることが必要である。
 患者が清潔のセルフケアを高めることができるためには、「皮膚、毛髪、爪、鼻、口腔および歯を清潔に保つための自分の必要に応じた設備、物品、または援助を与えられねばならない」と述べているように、必要な物品はそろえておくことが大切である。


(9) 患者が環境の危険を避けるのを助ける。また感染や暴力など特定の患者がもたらすかもしれない危険からほかの者を助ける。
<基本的欲求の充足した状態>
・ 自分で自分の環境を自由に調整できる
・ 周囲に危険な物がない
・ 知らずに他人に危険をあたえない

『看護』
 施設の管理は患者を危険から大幅に守ることができ、多くの施設では、専門の施設清掃業者(ハウスクリーニング)を導入したりしているが、患者の安全面までは気配りできていない、結果として、常時そばにいる看護師に委ねることになる。
 ベッドの上での生活を余儀なくされている高齢者や小児、意識朦朧状態にある患者では、夜間睡眠中に転落したりすることを避けるためにベッド柵を取り付けたりしなくてはならない。また廊下や床に水がこぼれていたりすれば、転倒による外傷を防止するためにただちに拭き取るようにしなければならない。
 自殺企図や自殺念慮を抱いている患者では、自殺破壊行動に陥らないように保護しなければならず、患者が安全のニードを充足できるように、看護師は「患者一人ひとりに最適の防御を提供する」ことが責務になる。
『個人・人間』
 人間は健康であれば、内外の環境からの危険を防止するニードを持っており、また自己を取り巻く環境から危険を察知すればそれを回避することもできる。また、生活環境で「何か危険があると思えばそれを変えて生活する」こともできる。
『健康』
 ヘンダーソンは、入院生活は共同社会生活であると言っており、そして「各人は潜在的に他人に害を与える存在である」とも言っている。看護師は患者の健康を守るために、一人ひとりに人的・物理的・化学的・病原微生物などの危険から身を守る方法を提供しなくてはならない。
『自立』
患者が適切な方法で、人的・物理的・化学的・病原微生物などの危険から実を守る方法を身につけることができるように助けることが必要である。


(10)患者が他社に意思を伝達し、自分の欲求や気持ちを表現するのを助ける 
   <基本的欲求の充足した状態>
・ 自分の欲求、興味、希望などを十分に自分の身体の上に表現できる
・ まわりの人々に理解してもらえる

『看護』
 コミュニケーションは対人関係のあり方を評価できるものである。患者が自由に伝達できるニードを満たすことができない場合は、看護師は患者が伝えたい内容を表現できるよう助けてあげることが必要で、看護師の援助は「コミュニケーションと同時に、複雑で、個別的で、人格全体と密接に結びついた働きをもって人々の援助に当たる」ことである。
『個人・人間』
 コミュニケーションは言葉だけでなく、言葉によらないコミュニケーションが重要な役割を持っている。すべての人間は身体上の変化が情動にあらわれるが、例えば気持ちが動揺すれば、脈拍が早くなったり、顔面が紅潮したりする変化がそうである。ヘンダーソンは、この現象を「健康であるとき、人はすべての情動は何らかの身体上の表現をとのなる、すなわち、その身体上の変化が、情動として解釈される;と述べている。
『自立』
 人間は目的とする相手に意思を伝達することによって、ニードを満たすことができる。自立について、ヘンダーソンは「人間は皆、自分の考え、情動、願望を得心のゆくように身体上に表現することを求めており、またこの自己中心的あり方を超えて成長した範囲内で、この意味での他者の幸福を求めている」と述べている。


(11) 患者が自分の信仰を実践する、あるいは自分の善悪の考え方にしたがって行動するのを助ける
   <基本的欲求の充足した状態>
・ 誰もが(聖人も罪人も)ひとしく医療従事者の援助を受けられ、かつ自分  の信じる教義。思想に従う権利が守られる
・ 自分の宗教に基づいた生活の仕方ができる

『看護』
 患者は共同生活者である以上、いつ、どこでも自由に礼拝などの行為ができるというわけではない。礼拝堂などの設備がある施設では自由に行えるが、備えていない施設では難しい一面がある。多くの施設では、患者の宗教にかかわるニードすべてを患者に充足させることは難しいことだと考えられる。
 看護師は可能な限り、患者の「自分の信じる教義に従って行動する」という権利を無視することなく、患者のプライバシーを守れるような状況・環境をつくり出し、宗教のニードを満たすことができるよう助けることが必要である。
『個人・人間』
 集居運自由は法律で定められており、何人からも束縛されない「自分の信じる教義に従って行動する」権利を持っている。
『健康』
 すべての患者に宗教的ニードを満たすことである。この命題は科学・医者・哲学・宗教学・社会学・経済学・心理学などさまざまな分野で論議されている。この種の宗教においては、生活そのものにかかわり、断食日た特定の飲食物を禁じたりしている。宗教は個人の独自の思想に基づくので、看護は患者が宗教によって心が満たされるにはどのような援助を求めているのか、また患者が抱える問題を見極め、それに対して手助けすることが必要である。
『自立』
 ヘンダーソンによれば、宗教による自立は看護師の宗教に関する知識に影響されると言っている。すなわち、患者が「信仰の癒す力を強く信じていればいるほど、霊的に高度に成長すればしているほど、彼女の患者に尽くすところは大となろう」と説明している。


(12)患者の生産的な活動あるいは職業を助ける
<基本的欲求の充足した状態>
・ 身体的あるいは精神的に仕事(生産活動)ができる
・ 自分が社会に受け入れられているという満足感がある

『看護』
 ライフサイクルにおいて、人間が最も高いニードとして求めることは仕事であるとかんがえられる。これは、人間は社会に受け入れられ、認められることによって満足を得ることを意味しているからである。
「患者が一日の過ごし方を計画するのを助け、彼が何か生産的な活動をしたくなるような条件をつくりだして、どんなことでもよいから自分が興味を覚える“仕事”をするような気にさせることができる」ように助けることと述べている。
『個人・人間』
 ヘンダーソンは、人間は社会の中で認められるような満足を得ることの重要性を述べている。その前提として、「ほとんどの社会では、おとなは何かを生産するという期待」があり、社会に貢献しない時は社会はそれを認めないと述べているからである。
『健康』
 健康ということは、仕事を通して自分が認められることにあると言える。1日が経過するには、何かが達成されるためには生産的な行為も含まれており、ヘンダーソンは入院生活を余儀なくされたとしても「人は精神的に生産的であれば、身体的に限界であっても、ベッドに縛られて年月を過ごしながら円熟した老年まで生きることができる」と述べている。
『自立』
 ヘンダーソンは看護師に向けて、患者に必要な仕事に対する知識と経験、技術があれば、患者が望む何かをする機会を与えることができるものです。たとえ、それが人類の奇跡とみえても病人が今やり遂げたいと願っている関心ごとであれば、病気の回復につながるものであると説いている。


(13) 患者のレクリエーション活動を助ける

『看護』
 レクリエーション活動は仕事、活動、休息、呼吸・循環といった基本的欲求と密接な関係がある、例えば、健康な大人であれば仕事のあとの余暇活動、あるいは活動した後の休息といったものであり、子どもにおいては遊びを通して創造性を養うといったものである。レクリエーションは、生活の流れの中で自由にコントロールされ、ごくありふれた活動として存在しているが、病人では、生活の一部として自由にコントロールできない状況にあり、多くは活動を制限され事由さえも奪われたりしていることもある。
 看護師は、このような状況に置かれた患者に対して、1日に可能なレクリエーションを計画し、気分転換を図れるよう手助けしてあげなければならない。そのためにレクリエーションに当てる時間、関心のあるレクリエーション、利用できる設備や物品などを計画することが必要である。看護師は「一日のうちの何時間かを、生き生きとした気分で過ごすのを助ける」責務がある。
『個人・人間』
 人間は、レクリエーションを毎日の生活の中で自由にコントロールし生活の一部にしている。そのため、レクリエーションのニードを満たす方法は子どもから大人まで異なる。
『健康』
 レクリエーションは、それを職業としていない限り、仕事のように生産的活動でなく、余暇活動としてむしろ楽しむための活動にあるので、気分転換や生活に潤いを与えることとなる。
『自立』
 レクリエーションは参加して喜びや価値を見出すものであるため、重要なのは患者がそれに参加できるよう助けることである。


(14) 患者が学習するのを助ける

『看護』
 学習を通して意義ある健康生活を送れるように助けることで、看護新機能は、意思が患者とともに考え作成した健康の増進と質病の回復に関する治癒計画を、ニードを充足するために患者の意志に基づいて学習できるよう助けることである。
『個人・人間』
 健康は個人で管理するものだが、人間すべてが自己管理できるとは言えない。ヘンダーソンは、人間について「最良の健康的生活法がどのようなものかを知っていても、それに従って暮らそうとする動機付けを欠いている」と明言している。
『健康』
 医学的な治癒が施されいったん回復したかのように見えても、自己の生活・健康管理を怠ると再発することがある。ヘンダーソンは「患者の回復、あるいは病気の信仰阻止はひとえに再教育にかかっている」と繰り返しの健康教育、そしてその方法も「健康法というものは個人個人の必要に合わせて採用され」なければならないと述べている。
『自立』
 ヘンダーソンは、患者が健康管理する上で最も重要なのは「健康法というものは患者本人が(理性的であれば)計画に加わってなければならないということである」と述べているように、看護師の役割は患者が積極的に健康に自覚するよう助けることである。


○ 看護の基本的構成因子

ヘンダーソンは看護師は、基本的な看護ケアの権威者として、前述のような行動が自分1人で行えるような状態をもたらすことであるとして、看護師の果たすべき機能としての生活行動の援助を示した。これらは通常、健康・不健康を問わず欠く個人としての「人間」が「健康」で、必要なだけの強さと意志力と知識とを兼ね備えていれば、人の手を借りなくともできることかもしれないとした個人の能力として、ヘンダーソンの14の基本的欲求の構成因子と呼ばれている。



 
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一概には言えない?-h01 呼吸


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