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東大を卒業しながら、バイトばかり続けている和彦は、たまたま訪れた銭湯で出会った同級生・百合との再会をきっかけにその銭湯で働くこととなる。そしてある晩、その銭湯の閉店後の深夜に、風呂場を人を殺す場所として貸し出すことを知ってしまう。和彦は後始末として床の清掃を手伝う事となるが・・・
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期待していた「メランコリック」を観てきました。
観た感想としては、サスペンスとしては、もっとゴリゴリしたものが欲しかったですし、コメディならもっと笑わせてもらいたかったと思いました。
銭湯で殺人が行われて、解体されて燃やされて、掃除もしやすく、跡も残りにくいという設定を知った時点では、想像力をかき立てられるのですが、出てくる物語がスムーズに転がりすぎるというか、出来過ぎに見えてしまいました。
主人公の恋愛などもあっさりしていて、全然ドロドロしないし、物語の後半バイトの相方である松本と一大決心をするのですが、それも発想が安直でリアリティを感じなかったです。
ただ、その後、エンディングに向かう展開が急に面白くなってきて、最後はとんでもない着地の仕方をするのには、かなり驚かされました。
物語は多少稚拙な所はあるものの、エンディングだけは見ものです。