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『帝国対民主国家の最終戦争が始まる(後篇)①』三橋貴明 AJER2018.11.6
https://youtu.be/yMQtufFxoE0

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三橋TV第14回【日本経済を復活させるたった1つの秘策】


https://youtu.be/p_Fb-fPlEpw


 時局 2018年 12 月号 に、連載「三橋貴明の経世論 第21回 財政健全化の定義」が掲載されました。


 チャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」 」に出演しました。


【討論】やっぱり移民!外国人労働者という嘘[桜H30/11/10]
https://youtu.be/tYekYbdNYRk


 13日から入管法改正案について衆院本会議で審議入りとなりますが、これまでのグローバリズム的政策の進め方を見る限り、普通に12月10日の会期末までに成立するでしょう

 過去に規制改革推進会議等、政府の諮問会議で「決定」されたことが閣議決定を経て国会に下され、早期に成立しなかったことはありません


 しかも、自民党の部会は終わってしまっていますので、自民党国会議員たちには「党議拘束」がかかります。


 討論で室伏氏が指摘していますが、今回の改正案は極めて抽象的で、細かいことは「省令」で定めるとなっています。具体的には、各業種の受け入れ分野について、法務大臣が各分野の所管閣僚らと策定する「分野別運用方針」により決定されます。


 国会議員の議論とは無関係に、「運用方針」により日本は移民国家化していくことでしょう。法律成立後に、様々な「声」が産業界から上がり、法相と法務省が動き、なし崩し的に日本は移民国家化することになります。


 桜の討論でも解説しましたが、改めて今回の法律の問題点は(「運用方針」以外にも)主に三つ。


 技能実習生として3年働くと(実習すると)、無試験で特定技能1号に移れます。特に問題なのはここから。


1.特定技能1号として五年働くと、家族帯同可能な特定技能2号に移ることができる
2.特定技能2号は、事実上の定住可
3.人数制限は設けない


 これは、あのドイツよりも「緩い」移民受入政策です。

 さらに問題なのは、これは水島社長などが散々に指摘していますが、日本人(安倍総理含む)が移民について「労働者」として認識し、「人間」として見ていないことです。


              


『外国人労働者の「輸入」が日本社会に100年の禍根を残す理由
https://diamond.jp/articles/-/184728
 一部で「移民政策」ともいわれている入管法改正案が成立しそうだが、この政策は後世に計り知れない悪影響を与えかねない。実は100年前の日本でも同様の事態は発生しており、それは今日にまで在日朝鮮人差別問題として尾を引いている。(ノンフィクションライター 窪田順生)
◆「移民政策」は日本の労働者にも百害あって一利なし
 安倍首相が頑なに「移民政策」と認めない「外国人労働者の受け入れ拡大」を目的とした出入国管理法改正案が、なし崩し的に成立しそうだ。
 誰も投獄されていない特定秘密保護法や、物証のない首相の口利き疑惑の時は、この世の終わりのように大騒ぎするマスコミや野党も、驚くほどあっさりとした批判で終わっているからだ。
 だが、この政策は我々の子どもや孫の世代に、計り知れない悪影響を与える可能性が高い。(後略)』


 相変わらず、窪田順生氏のコラムは素晴らしいのですが、今回はすでに日本が抱えている移民問題「在日朝鮮人・韓国人」の始まりにスポットを当てています


 100年前、日本はやはり人手不足になり、朝鮮半島から労働者を導入しました。当時の新聞は、今よりよほどまともに移民受入を批判しています。以下、窪田氏のコラムから引用した読売新聞。


「鮮人労働者の輸入は生産費の軽減を意味し随(したが)って生産品の低廉を意味するが如きも事質に於ては只内地労働者のエキスペンスに於て資本家の懐中を肥やすに過ぎざるなり」
「要するに鮮人労働者を内地に輸入するは我内地の生活を朝鮮の生活と同一の水準に低下せしむるとなしとせず」


 実際に朝鮮人労働者の導入は、日本人の賃金を抑制。各産業がブラック化していきました。大東亜戦争の際には末期までは朝鮮半島からの労働者を入れようとしなかったのは、この大正期の経験があったためでしょう。


 窪田氏は、文中で、現在の日本政府の移民受入は「奴隷受入」と同じであると批判しています。


 外国人を単なる「人手不足を埋める労働者」として認識し、必要なくなったら「帰ってもらう」。日本における生活基盤など、知ったことではない。本人の人生も、どうでもいい。帰国し、祖国でいかなる状況になると、日本は責任を負わない。


 確かに、これは窪田氏の書いた通り、


『安倍首相はこれを頑なに「外国人労働者」と呼ぶが、世界ではそういうスタイルで働かされるのは「奴隷」と呼ぶ。』


 だと思います。


 現在の国会やマスコミの移民討論でごっそり抜けているのは、
外国人労働者を「人間」として扱う姿勢です。 


 先日「国家を壊し、人間を壊す移民政策 」で取り上げましたが、移民はロボットでもモノでもなく、それぞれが固有のアイデンティティを持つ「人間」なのです。


 移民を「人間扱い」していないのは、我々移民反対派ではなく、安倍総理を初めとする移民推進派なのです


 移民を「差別」しているのは、彼らを単なる労働力としてしか見ず、彼らの「人生」を思いやることもない安倍総理、あなたなのですよ。


 移民や外国人労働者、奴隷といった概念について無知であり、「移民の思い」を想像することがない日本国が移民受入を拡大するなど、狂気の沙汰以外に表現しようがないのです

「移民受入は狂気の沙汰である!」にご賛同下さる方は、このリンクをクリックを! 

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