みどりの一期一会

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翁長雄志知事最後の言葉/土砂投入阻止県民大会 国に美ら海汚す権利ない/遺志引き継ぐ決意新た//香川県の郷土料理「なすそうめん」

2018-08-12 20:59:58 | ほん/新聞/ニュース

ナスとお揚げをそう麺つゆで煮て、
そうめんにかけて食べるなすそうめん。
香川県の郷土料理です。
香川の「なすそうめん」はこの夏ゼヒ試してみてほしいうまさだった【フカボリ】 2018.6.29
小豆島のそうめんとナスがたくさん、お揚げもあるので、
さっそく作ってみました。

ナスと揚げを炊いただしが、そうめんを食べるときに
じゅわっと染み出て、びっくりするほどの美味しさ。

そうめんの定番料理になりそうです。

十六ささげとお揚げの炒め煮も、相性がよくて好きです。

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3日前に急逝された沖縄県知事・翁長さんの最後の言葉。
「辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」で紹介されました。

「最後の最後までどうやったら辺野古新基地建設を止められるのか、一生懸命病室のベッドの上でも資料を読みあさり頑張っておりました。」

「沖縄は試練の連続だ。しかし、一度もウチナーンチュとしての誇りを捨てることなく闘い続けてきた。
ウチナーンチュが心を一つにして闘うときにはおまえが想像するよりもはるかに大きな力になる」

「オール沖縄の大きな潮流は政治家のためにあるのではなく政争の具にするものでもございません。
オール沖縄はわれわれウチナーンチュの強い決意です。覚悟です。その民意にわれわれ政治家が突き動かされているのです。」

 翁長雄志知事最後の言葉(次男・翁長雄治那覇市議あいさつ全文) 8・11県民大会
2018年8月11日 琉球新報

 「辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」で故翁長雄志知事の次男、翁長雄治那覇市議が登壇し「故翁長雄志知事最後の言葉」を述べた。全文は以下の通り。

 はいさい、ぐすーよーちゅうがなびら。8・11県民大会にご参集の県民のみなさま、こんにちは。ただいまご紹介いただきました故翁長雄志の次男、翁長雄治と申します。

 県民のみなさま、多くの全国のみなさまに父の体のことでご心配をおかけしました。みなさまのご期待に添えるように最後まで頑張りましたが、残念な結果となりました。申し訳ございませんでした。

 最後の最後までどうやったら辺野古新基地建設を止められるのか、一生懸命病室のベッドの上でも資料を読みあさり頑張っておりました。

 今日は登壇をさせていただくのか、お願いをしていいのか、寸前まで迷いましたが、おそらくこれが最後の機会になるのではないかと思い、上がらせていただきました。今日は父が生前よく話していたこと、私に話していたこと、みなさまの前で話していたことを改めてお話しさせていただきたいと思います。

 沖縄に辺野古に新基地をつくる。どれほどの大義名分があるのでしょうか。そういう説明がしっかりとなされてきたのでしょうか。全国が受け入れないから沖縄に置いておけばいい。今われわれが納得できない、そういうものを将来の子どもたちに残してしまうんでしょうか。県民のみなさま、今一度しっかりわれわれの思いを形にしましょう。

 父は生前、「沖縄は試練の連続だ。しかし、一度もウチナーンチュとしての誇りを捨てることなく闘い続けてきた。ウチナーンチュが心を一つにして闘うときにはおまえが想像するよりもはるかに大きな力になる」と何度も何度も言っていました。現に今回の県民投票の署名も必要署名数の4倍以上になる10万票を集めることができたのは県民の大きな決意だと思います。

 日本全国のみなさま、多くの国民が必要であるというその日米安保、米軍基地。この国土の0・6%にすぎない沖縄に70%以上もあるのはいくらなんでも過重すぎはしませんか。全国的な議論のテーマに挙げていただいて、この問題は沖縄の問題ではなく日本国の問題、課題だと認識して議論してもらいたい。

 「国の専権事項だから」と言って今責任を持っているわれわれが何もせずに指をくわえているわけにはいきません。

 オール沖縄の大きな潮流は政治家のためにあるのではなく政争の具にするものでもございません。オール沖縄はわれわれウチナーンチュの強い決意です。覚悟です。その民意にわれわれ政治家が突き動かされているのです。

 最後までみなさま諦めずに。頑張って見届けることはできませんでしたが、父に翁長雄志に辺野古新基地建設が止められたと報告できるように皆様頑張りましょう。ありがとうございました。


  <社説>土砂投入阻止県民大会 国に美ら海汚す権利ない
2018年8月12日 琉球新報

 雨が強く降り続いたにもかかわらず、途中で会場を後にする人はほとんど見当たらなかった。傘を差したり、雨具を着たり、あるいは雨をそのまま受け止めながら、人々は登壇者の発言にじっと耳を傾け続けた。「辺野古新基地NO!」「県民はあきらめない!」と書かれた紙を掲げ、不断の決意を表明した。
 美しい大浦湾の海を汚させないため、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する「土砂投入を許さない! ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」が那覇市の奥武山陸上競技場で開催された。
 集まった人は主催者発表で約7万人。昨年8月に同じ場所で開催された新基地阻止県民大会の約4万5千人を大きく上回った。小さな子どもの手を引く若い夫婦、つえを突きながら歩くお年寄り、中高年、大学生、高校生、小中学生の姿も見られ、幅広い世代が参加した。
 「山の日」の祝日に、なぜこれほどまで多くの人が集まったのか。それは大会決議にあるように「県民の命と暮らし、沖縄の地方自治と日本の民主主義と平和を守るため、この不条理に対し全力であらがい続ける」ためにほかならない。そしてもう一つ理由がある。
 直前まで参加の意思を示していたものの、会場に姿を見せなかった人物がいる。前回の大会で「子や孫のために、先祖の思いを胸に刻み、命の限り頑張ろう」としまくとぅばで呼び掛け、最も大きな拍手を受けた翁長雄志知事だ。
 3日前に膵臓(すいぞう)がんでこの世を去り、参加はかなわなかった。参加者の多くが翁長知事を悼む気持ちを抱きながら足を運んだはずだ。
 登壇者の多くが異口同音に口にした言葉がある。「翁長氏の遺志を受け継ぐ」だ。翁長知事は2014年の県知事選で、辺野古新基地建設阻止を公約に掲げて初当選した。
 以来、4年近くにわたって「あらゆる手段を使って新基地を阻止する」と繰り返してきた。そして7月27日には辺野古埋め立て承認の撤回を表明した。参加者は翁長知事の新基地阻止の固い決意の継承を誓った。
 大会の統一色は「青」と決められ、参加者には青色を身に着けるよう呼び掛けられた。このため会場は青色に染まった。大浦湾の青く輝く海を守り抜く強い意思を示すためだ。
 これに対して沖縄防衛局は、8月17日の土砂投入を通知している。大浦湾を埋め立てる本格的な作業に着手する。沖縄の人々の宝である「美ら海」を汚す権利など、国にあろうはずがない。
 会場に降り注ぐ雨を「涙雨」と呼ぶ人がいた。しかしそれは決して「絶望の涙」ではない。翁長知事を失った悲しみを乗り越え、その遺志を引き継ぎ、新基地建設阻止を誓う「希望の涙」だ。 


 社説[8・11県民大会]遺志引き継ぐ決意新た
2018年8月12日 沖縄タイムス

 台風14号の接近で雨が降る中、大会が始まっても、傘を差し入場しようとする人の列が途切れない。
 シンボルカラーの「辺野古ブルー」をイメージした服装のほか、喪章など黒い服も目立つ。
 辺野古新基地建設断念を求める県民大会が那覇市の奥武山陸上競技場で開かれた。
 防衛省沖縄防衛局は今月17日にも新基地建設のための埋め立て土砂を投入すると県に通知している。
 これに対し県は撤回に向けた「聴聞」を打ち切るなどぎりぎりのせめぎ合いが続いている。
 撤回表明した翁長雄志知事が3日前に急逝したこともあり、これまでにない雰囲気が会場を包んだ。
 次男で那覇市議の翁長雄治氏(31)は、病と闘う知事が病床で、最後の最後までどうしたら辺野古新基地を止められるのか、を問い続け、「一生懸命資料を読みあさり、頑張っていた」ことを明らかにした。
 生前には「沖縄は試練の連続だ。しかしウチナーンチュが心を一つにして闘う時には、お前が想像するよりもはるかに大きな力になる」と何度も何度も伝えたという。
 翁長知事は「イデオロギーよりアイデンティティー」を主張し、保守、革新で争うのではなく心を一つにして基地問題に取り組む大切さを訴えた。県民同士がいがみ合うのを上から笑ってみているのが日米両政府であると。
 沖縄の苦難の戦後史を顧みて実感した言葉であろう。
■    ■
 ジュゴン・サンゴを守ることを大会の冠に付けていたことからも分かるように、ひとたび土砂が投入されてしまえば、辺野古・大浦湾の豊かな自然は取り返しのつかないことになる。
 沖縄防衛局の環境監視等委員会は前知事が承認した際に「留意事項」として設置されたものである。本来であれば工事を進めるに際し、厳しいチェック機能がはたらいていなければならない。
 だが、副委員長を辞任し大会にメッセージを寄せた東清二琉大名誉教授(85)は、委員会では「ウミガメの産卵場所やジュゴンが何頭いるかなどの調査を依頼しても何も調べない」と強く非難した。
 さらに「藻場の話をしても議事録には載らない。防衛局は都合の悪いことは一切書かない」と議事録がゆがめられていると指摘した。
 委員会の内情である。防衛局は、「工事ありき」の委員会を隠れみのに、県が求める事前協議に応じず工事を強行しているのである。
■    ■
 翁長知事が座るはずの壇上の椅子に、この日かぶる予定だった青の帽子が置かれた。
 登壇者からは命を懸けて新基地反対を貫いた知事に感謝し、遺志を継ぐ決意が繰り返し表明された。
 知事の遺志を受け継ぐとは、新基地反対もそうだが、9月の知事選で「オール沖縄」の候補者を選ぶことができるかが、最初で最大の関門である。つまずけばオール沖縄が瓦(が)解(かい)する恐れがある。候補者選びを進める調整会議の責任は大きい。 


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