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「土岐市美濃陶磁歴史館」へ行ってきました〔企画展「昭和、美濃の陶工 林景正」展示解説〕 [東美濃のミュージアム]

岐阜県土岐市にある土岐市美濃陶磁歴史館において2020年2月24日(月曜日/天皇誕生日 振替休日)まで、

 企画展「昭和、美濃の陶工 林景正」

が開催されています。

200119土岐市美濃陶磁歴史館01、企画展「昭和、美濃の陶工 林景正」.JPG
~ 土岐市美濃歴史博物館の入口前にある大きな案内板。

・展覧会名:企画展「昭和、美濃の陶工 林景正」
・会 期 :2019年11月29日(金曜日)
     ~2020年2月24日(月曜日/天皇誕生日振替休日)まで
・会 場 :土岐市美濃陶磁歴史館第1展示室
      (岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)
・開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
・入館料 :一般200円、大学生100円、高校生以下無料
・休館日 :月曜日、祝日の翌日(1/13、2/11は開館)、年末年始

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さて、2020年1月19日(日曜日)の午後1時20分頃、企画展「昭和、美濃の陶工 林景正」が開かれている土岐市美濃陶磁歴史館へ行ってきました。午後2時から始まる今回の企画展を担当した学芸員の鍋内愛美さんによる展示解説に参加するためです(参加費無料、別途入館料要)。

200119土岐市美濃陶磁歴史館02.JPG
~ 企画展「昭和、美濃の陶工 林景正」が行われている土岐市美濃陶磁歴史館。

林景正(1891~1988)さんは、企画展の配布資料を参照すると、1930年(昭和5年)頃に美濃桃山陶の再現に乗り出し、古窯で拾った志野や織部などの陶片をお手本にして美濃桃山の再現を目指したそうです。黄瀬戸の技術で岐阜県重要無形文化財に認定された1958年(昭和33年)以降は、黄瀬戸の制作に一層力を入れたそうです。

定刻の午後2時から鍋内愛美さんによる展示解説が始まりました。

200119土岐市美濃陶磁歴史館30.JPG
~ 鍋内愛美さんによる展示解説を聞く参加者。

鍋内愛美さんによると、景正の黄瀬戸の特徴は、家業の煎茶碗の生産に従事していた頃に身につけた薄く正確にロクロをひく技術に裏付けされた「軽さ」だそうです。

200119土岐市美濃陶磁歴史館08、黄瀬戸鉢.JPG
~ 林景正「黄瀬戸鉢」。

200119土岐市美濃陶磁歴史館15.JPG
~ 林景正「黄瀬戸胴紐茶盌」。

景正の黄瀬戸の釉調は、次の作品の写真を見るとわかる通り、マットな質感の所謂「油揚げ肌」のものから艶のあるものまで様々だそうです。

191203土岐市美濃陶磁歴史館13、黄瀬戸茶盌.JPG
~ 林景正「黄瀬戸茶盌」。

200119土岐市美濃陶磁歴史館11、黄瀬戸丸盌.JPG
~ 林景正「黄瀬戸丸盌」。

☆ 「土岐市美濃陶磁歴史館」(岐阜県土岐市泉町久尻1263番地)

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コメント 1

森田惠子

黄瀬戸、美しいですね。
前の陶芸サークルには黄瀬戸の釉薬があったのですが、今はないので残念です。
by 森田惠子 (2020-01-20 10:28) 

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