SSブログ

多治見市文化財保護センターにおいて企画展「尼ヶ根古窯-瀬戸黒のはじまり-」、2020年6月19日(金)まで開催中 [東美濃のミュージアム]

岐阜県多治見市にある多治見市文化財保護センターにおいて2020年6月19日(金曜日)まで、企画展「尼ヶ根古窯-瀬戸黒のはじまり-」が開催されています。

200117多治見市文化財保護センター01、企画展「尼ヶ根古窯-瀬戸黒のはじまり-」.JPG
~ 多治見市文化財保護センター(岐阜県多治見市旭ヶ丘10丁目6-26)。

・ 企画展名:尼ヶ根古窯-瀬戸黒のはじまり-
・ 会期  :2020年1月14日(火)~6月19日(金)
・ 開館時間:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)
・ 休館日 :土・日・祝日
・ 入場料 :無料

8日本の陶磁器 (茶道教養講座)

8日本の陶磁器 (茶道教養講座)

  • 作者: 張替清司
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2017/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


さて、2020年1月17日(金曜日)午後1時30分頃、多治見市文化財保護センターへ行ってきました。

200117多治見市文化財保護センター02.JPG
~ 企画展「尼ヶ根古窯-瀬戸黒のはじまり-」が開かれている展示室。

今回の企画展で取り上げられた多治見市小名田町にある尼ヶ根古窯は、16世紀後半に操業していた大窯で初期の瀬戸黒が焼かれていたそうです。

200117多治見市文化財保護センター05、瀬戸黒(尼ヶ根古窯採集).JPG
~ 「瀬戸黒茶碗」(尼ヶ根古窯採集)、焼成温度が低ったため釉薬が縮れた肌合いになり、鬼板(酸化鉄)が粗かったためか茶褐色をしているそうです。

200117多治見市文化財保護センター06、瀬戸黒(尼ヶ根古窯採集).JPG

初期の瀬戸黒は楽茶碗に似た形をしていますが、楽茶碗が半筒茶碗のまま形を変えなかったのに対し、瀬戸黒は徐々に形を変え、最終的に織部黒へと変化したそうです。

瀬戸黒にスポットを当てた今回の企画展においては、「瀬戸黒の変遷」、「瀬戸黒の高台」、「瀬戸黒の肌合い」などについての展示が行われています。

それでは、「瀬戸黒の変遷」について5枚の写真をご覧ください。

200117多治見市文化財保護センター07、瀬戸黒の変遷.JPG
~ 瀬戸黒の変遷1(初期)高台が高く、腰は丸い楽茶碗のような見た目。

200117多治見市文化財保護センター08、瀬戸黒の変遷.JPG
~ 瀬戸黒の変遷2 高台が低く、腰が角張る。

200117多治見市文化財保護センター09、瀬戸黒の変遷.JPG
~ 瀬戸黒の変遷3 口縁などが歪みはじめる。

200117多治見市文化財保護センター10、瀬戸黒の変遷.JPG
~ 瀬戸黒の変遷4 線が刻まれたり、形が全体的に歪んで、作為が見られるようになる。

200117多治見市文化財保護センター11、瀬戸黒の変遷.JPG
~ 瀬戸黒の変遷5 織部黒へ。

8日本の陶磁器 (茶道教養講座)

8日本の陶磁器 (茶道教養講座)

  • 作者: 張替清司
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2017/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(81)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 81

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。