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カテゴリ:時事問題
今年の政治について、子どもたち(例えば高校生)はどのように思うのでしょうか。 ・繰り返された「説明責任」という言葉 ・統計不正、老後2000万円問題、政治とカネ、そして"桜” ・選挙で6連勝の安倍自民党 令和の日本の明日は… 安倍首相(2017年) 「『信なくば立たず』であります。何か指摘があればその都度、真摯に『説明責任』を果たしていく―」 今から2年前…当時、「森友学園」や「加計学園」を巡る問題でそう語った安倍総理。 引用した「信なくば立たず」は、孔子が『論語』の中で語った言葉で「『民衆からの信頼』がなければ政治は成り立たない」というもの。安倍総理は、しっかりと「説明責任」を果たすと語ったのです。 しかし、今年1年の国会を振り返ってみると… 安倍首相(2月)「国民の皆様にお詫び申し上げます-」 招集されて間もない通常国会で、安倍総理が謝罪したのは、厚労省の不適切な調査が明らかとなった「毎月勤労統計」の問題。 (・・・) しかし、3月の世論調査では、統計不正を巡る、政府の説明に「納得できない」と答えた人が67%にのぼったのです。 そうした中、5月1日、元号は令和に… 日本は祝賀ムード一色に包まれましたが、続く6月、今度は「老後資金として30年で、およそ2000万円が必要」などと指摘した、金融庁の報告書が、国民の間に不安を広げます。 麻生財務相(6月)「これは正式な報告書としては受け取らない」 すると麻生金融担当大臣は、自ら諮問したにもかかわらず、報告書の受取りを拒否。問題の火消しを図りたい政府の思惑が覗きました。 (・・・) 与党は改選議席の過半数を上回る議席を獲得。安倍自民党は衆議院を含め国政選挙6連勝を果たします。( ※ )
ところが10月に始まった臨時国会、始まって1か月もたたないうちに…
その6日後にも… 河井法相(当時)「説明責任を果たして参りたいと」 二人の閣僚が「政治とカネ」を巡る問題で相次ぎ辞任。両氏とも、「説明責任を果たす」と述べましたが、1か月以上たった今も、国会に、姿すら見せていません。 そして、この秋から、最大の問題となったのが…
臨時国会中、大きな争点となった「桜を見る会」を巡る問題。野党側の追及に対する、安倍総理の“説明”は… 安倍首相「安倍事務所なり後援会としての収入支出は一切ございません」 公文書である「招待者名簿」の存在についても… 安倍首相「招待者名簿については適正に廃棄している。データの復元についても不可能であるとの報告を受けたものと承知しております」 あくまで電子データの復元は不可能と主張。さらに火曜日には「復元することは考えていない」とする答弁書を閣議決定しています。 結局、「説明責任」を全うするのに必要な、公文書管理への疑問が残されたままです。 こうした「桜を見る会」を巡る安倍総理の一連の「説明」について、「納得していない」と答えた人は72%にのぼりました。 街の人は… 「都合の悪いことは一切しゃべらないとか、そんな感じだった」 「他の事々もね、改ざんしたり、隠したり、消却したり、自分たちに都合の悪いことはオープンにしない。非常に危惧しています」 「説明責任」は十分果たされたのか。(・・・) この1年の政治、どう受け止めますか…? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.16 16:38:58
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