経営者が着るスーツ、男がビジネスとして着るスーツ、社会で活躍するために着るスーツ、などスーツを着る男性に知って欲しいことが集約されているシーンが課長島耕作で見られます。
中沢新社長が誕生することになるところで、大泉社長と木野会長が中沢新社長にアドバイスしているシーンです。
中沢新社長:「デパートの既製服売り場で買ったものですから10万円前後だったと思いますが」
大泉社長:「明日にでも銀座の一流店を紹介する。せめて100万円ぐらいのスーツは着てくれ。」
こんな会話があります。
マンガの設定ですが世界規模の超大手企業の社長ですから、100万円のスーツは当たり前なのかも知れません。
もしかすると今時の人になっているカルロス・ゴーン氏もそれくらいのスーツは着ていたのではないでしょうか?
ここまでの企業では無くても経営者はその意識的な面で10万円以上のスーツは着て欲しいですね。
木野会長の言葉が分かりやすいです。
木野会長:「これからは世界が舞台だ。君の高潔な考え方は残念ながら世界の社交界では通用しない。握手するときの手元もみられる。」
「世界に冠たる初芝電産の社長が安物のデジタル時計をしていたら相手に甘く見られるぞ。甘く見られるというより困惑させることにもなる。変わり者と思われていまうということだ。」
世界の社交界では無くても、経営者の集まりなどでは着ているものは見る人が見たら分かるし、その着こなしやマナーなども出来てるか出来ていないかで大きな違いが出る。
会社が儲かっているとか儲かっていないとかの感じでは無く、服装とは人間の心理に絶妙に働くので経営者は何を着るのかは大切なんです。
経営者では無くても、会社で責任的な立場である人や人前に出る機会が多い人は服装、特にスーツは気をつけた方が良いですね。
仕事が出来て金を持っているという人でもスーツを着ていないことだけで評価やイメージが大きく変わります。
当社は、「スーツは握手をする前のプレゼンテーション」をキャッチフレーズにしていますが、改めて課長島耕作を読んで実感しました。