最近、音程のことがとても気になっている私です。
音程というのは、音と音の幅、距離のことです。
ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器は、
歌や、管楽器などに比べ、少しくらい音が離れていても、
結構簡単に弾くことができます。
手が届く範囲なら、まあ、押さえれば音がでるからです。
でも、音程の意識がなければ、音楽的に弾くことはできないのです。
私は、生徒さんに音と音の距離を感じてもらうために、
レッスンの時に、実際の階段を1個とばし、2個とばしで歩いてもらうなどしていましたが、
最近は、それ以外にも、様々な「音程を感じるエクササイズ」を取り入れられるようになってきました
これは、ダルクローズソルフェージュとフォルマシオン・ミュジカルを学んでいるお陰です
ダルクローズのリトミックって、リズムだけじゃないんですよ
曲を弾く前に音程を感じるエクササイズをいっぱいやっておけば、
実際にピアノを弾く時に、自分の気持ちを音に表すことができます
「感じる」ことができていなければ、
「音程を感じた演奏をして!」と注意されてもどう弾いて良いかわからないのです。
上る気持ち下りる気持ちでも、
隣の音に行くのと5つ向こうの音までは全然違う気持ちです。
生徒と一緒に私も音程を感じるための様々なエクササイズをやったことで、
一つひとつの曲と、以前より仲良くなれた思いです
「こんなにステキなところに、今まで気づかなくてごめんね」って感じです
フォルマシオン・ミュジカルのテキストは、
様々な曲の中から、音程はもちろん音楽を作っている様々な「モノ」を学ぶエクササイズがいっぱいです
このテキストはフランス語なのですが、
このテキストの誌上レッスンを髙田美佐子先生がヤマハのサイトで連載中です
もちろん、日本語ですよ
私も、音楽から喜びをもらえる、楽しいレッスンを続けるために頑張ります