萌え絵の表紙 #萌え絵 #カバーイラスト #表紙
エラリー・クイーンになにが起こったのだ?と困惑するのが最新の文庫本カバーイラストです。
BLかと思うじゃんねぇ......。
いわゆる大義の萌え絵ってヤツでしょうか???
昔人間なので、こういう表紙の本をブックカバーかけずに読むのはちといたたまれない。
もちろんイラスト自体は素敵にセンス良くてクールだと思っているんですよ。
このてのカバーイラストの走りは小畑健さんが描かれた『人間失格』だったでしょうか。
漫画ファンの人たちが表紙に魅かれて太宰治の読者にもなってくださるのはありがたいです。
太宰治作品だって発表当時はたぶん若者たちにとっての最新のラノベだったのだろうし。
出版社さんもいろいろ考えて試行錯誤していらっしゃるのでしょうね。
頭が下がります。
エラリー・クイーンもこのカバーイラストがきっかけで新たな若い読者層を獲得するのかしらん。
新版の文庫本は文字も大きく読みやすいので、往年のファンの皆さんにもオススメです。
そしてこれは↓↓↓昭和60年代の萌え絵!!!
ライトノベルの源流、かつてはジュニア小説とも呼ばれた分野のレジェンド新井素子さんの御本。
ハヤカワ文庫なんですよこれ。昭和62年。
吾妻ひでおさんと新井素子さんの相思相愛的な交流はファンにはよく知られていました。
吾妻さんが描かれたもっさり黒髪眼鏡っ子の新井素子さん、可愛いですねぇ。
トレーナーからシャツの襟を出す着こなしとデニムのミニスカが当時風です。バブル前の昭和。
カバーイラストや挿絵、あるいは作品中で描写される登場人物の服装に、その時代のトレンドを見出すのが好きです。
ファッショントレンドが描かれたカバーイラストの例としてもう一冊、西村玲子さん画の集英社文庫を。1994年出版のミステリーです。ストレートロングのヘアスタイルにバブルの名残を感じますでしょう?90年前後のカジュアルファッションではリーボックの革製のスニーカーが大流行しました(私はKAEPA派でした)
カバーイラストだけでもこれだけ楽しめてしまうので、やっぱり私は本が好きです。古い本も新しい本も好きです。さまざまな年代の寄贈本が集まる情報ステーションの民間図書館をどうぞよろしくお願い致します。
meriyasu