「児島キングカップ・G1」(4日、児島)
人気を背負った吉田拡郎(37)=岡山・90期・A1=が気迫の逃げで1着。
優勝賞金1000万円と、念願の地元児島キングカップ初タイトルを勝ち取った。
G1は3回目、通算40回目の優勝。
2着は徳増秀樹、3着に菊地孝平が続き
2連単は1番人気、3連単は2番人気で決着した。(デイリースポーツ)
地元ファンが見守る中、吉田がVゴールを駆け抜けた。
ダッシュの菊地と茅原が0台Sを放ったが、
イン吉田はコンマ11のSでこん身の逃げ。
「地元の責任があったので緊張した。
川崎(智幸)さんからのバトンを数年かかってやっと受け取れた。
ホッとしている」と62周年の川崎以来となる、地元周年制覇を果たした。
近況上昇機を手にした今節は前検から好感触。
ノーハンマーでレースに集中して結果を出した。
「下関の地区選では優勝戦の1号艇で6着。
どんよりした時期もあったが、
久々にG1を獲れたのでこれからドンドン加速して行きたい」
と17年9月住之江高松宮記念以来のG1V。
10月は児島で初のダービーが開催される。
「昨年もギリギリで間に合った。この優勝で勢いに乗って行ける」と、
現在はダービー出場のボーダー付近だが
勝率を稼ぎ、地元SG出場、さらには優勝を目指す。