アメリカツアー、JMイーグルLAチャンピオンシップ予選ラウンドのペアリングが発表されました。

日本人選手は6人出場しています。優菜ちゃんとネリーコルダさんは出場していません。

渋野さん 7時37分 アウトスタート

畑岡さん 8時21分 インスタート

稲見さん 8時32分 アウトスタート

西郷さん 12時15分 アウトスタート

古江さん 13時21分 アウトスタート

吉田さん 14時05分 アウトスタート

日本時間とは16時間の差があります。

 

この大会は、昨年も6人の日本人選手が出場して、古江さんが優勝スコアと1打差の4位タイ、畑岡さんが11位タイ、優菜ちゃんが17位タイ、渋野さんが33位タイ、勝さんが53位タイ、と5人が予選通過しました。

2022年には畑岡さんが優勝しています。

6258ヤード、パー71と距離が短いので日本人選手にとっては優勝の可能性が高いコースだと思いますが、ポアナ芝が厄介です。

吉田さんは大きくポイントを稼ぎたいところです。

 

 

国内ツアー、パナソニックオープンレディースの初日ペアリングも発表されました。

今大会は竹田さんの3試合連続優勝があるかどうかで注目を集めています。

千葉県の浜野ゴルフクラブで2019年以降開催されています。

過去の優勝スコア、トップテン圏内、カットラインです。

19年 -12(勝さん)、-8、E

21年 -5(上田さん)、-3、-1

22年 -10(西郷さん)、-4、+2

23年 -10(穴井さん)、-4、+1

 

2021年の最終日は強風の影響を受けて我慢のラウンドになり、風に強い上田さんが優勝しました。

 

横峯さくらさんが出場しています。

出場するだけでポイントを稼げていない試合が続いています。ピンを狙うショットの距離感とアプローチの距離感、グリーンのアンジュレーションに対応できずロングパットで2m以上のパットを残すケースが多いように感じます。

ただ、今週は千葉県の平坦なコースですから、距離は合わせやすくなる筈です。色々と課題が多すぎる現状ですが、今週は特にショットの距離感に注目したいですね。

アメリカツアー、メジャー第1戦のシェブロンチャンピオンシップが終了しました。

 

ネリーコルダさんが13アンダーまでスコアを伸ばし、2位に2打差で優勝しました。ビッグスコアはありませんでしたが、4日間通して68~69と安定して好スコアを叩き出しました。これで出場5試合連続優勝です。

今回は飛距離優位のコース設定でしたが、それにしても強さが際立っていました。今シーズン前半はネリーコルダさん独走のツアーとなっています。

 

ネリーコルダさんのスタッツです。

FWキープ42/56、平均飛距離272yd、パーオン55/72、パット数118(平均29)でした。フェアウェーが広いのでフェアウェーキープ率が75%ありましたが、これだけのFWキープ率を残せば飛距離があるのでかなり有利です。パット数はまずまずですが、パーオン率が硬いグリーンにも関わらず76%を超えています。4日間で20バーディ、5ボギー、1ダボという内容でした。バーディ決定率は36.36%、見かけ上のリカバリー率は64.7%もあります。グリーンを外してもボギーにしない粘り強さもありました。

 

日本人選手と申ジエさんの最終成績です。

9位T -5 勝さん

13位T -3 畑岡さん

17位T -2 山下さん

23位T -1 申ジエさん

30位T E 笹生さん、岩井明愛さん

46位T +2 稲見さん

50位T +3 古江さん、渋野さん

67位T +8 優菜ちゃん

 

日本人選手のスタッツです。

フェアウェーキープ、飛距離、パーオン、パット数

勝さん 35/56、261yd、44/72、111

畑岡さん 46/56、263yd、50/72、121

山下さん 47/56、251yd、49/72、117

笹生さん 41/56、268yd、40/72、109

岩井さん 39/56、266yd、48/72、118

稲見さん 50/56、243yd、43/72、113

古江さん 51/56、255yd、41/72、119

渋野さん 45/56、244yd、30/72、102

優菜ちゃん 48/56、251yd、37/72、115

 

勝さんは1イーグル、13バーディ、10ボギーでした。勝つさんにしては珍しくダボがありませんでした(笑)。池ポチャはありましたが、広いフェアウェーの恩恵を受けました。また、最近は好調ですし、パットにも助けられました。

 

畑岡さんは13バーディ、10ボギーでした。最終日は34パットが物語っているようにパットが入りませんでした。ショット、パットともに絶好調とは言えない結果です。

 

山下さんは12バーディ、8ボギー、1ダボでした。国内ツアーでも絶好調とは言い難い状態でしたが、スポット参戦で飛距離優位のコースとしては満足できる成績だったと思います。アメリカツアーでもある程度戦える自信になったのではないでしょうか。本格参戦してほしいですね。

 

笹生さんは1イーグル、16バーディ、9ボギー、3ダボ、1トリでした。笹生さんらしいゴルフですね。勝つさんよりもフェアウエーキープもパット数も良いのですが、効率の悪いゴルフです。嵌れば・・・という選手ですが粗いです。

 

岩井明愛さんは14バーディ、12ボギー、1ダボでした。フェアウェーが広くて距離の長いコースは彼女向きだったと思います。攻めるゴルフが信条の岩井さんにとってバーディがそこそこ獲れたのは良かったですね。この大会は攻めるだけで失うものの無い試合でしたので、精神的に厳しい試合とは繋がらないと思います。

 

稲見さんは12バーディ、14ボギーでした。最終日は雨の影響で距離が出ず、パーオンも9回のみと苦しいゴルフでした。パットでカバーはしましたが・・・。

 

古江さんは11バーディ、14ボギーでした。ほぼフェアウェーから打ってもパーオンしない、距離に泣かされた試合になりました。決勝ラウンドで5打落としたのも古江さんらしくなかったですが、このコースでは仕方がないでしょう。

 

渋野さんは10バーディ、11ボギー、1ダボでした。彼女のコメントは良い時も悪い時もあまりアテにならないのですが、スタッツを見る限りはショットが良くなったとは思えません。パットは入っていますので、パットに助けられた試合だったと言えるでしょう。この結果が彼女の精神面にプラスになっていることは想像できますが、今後の成績がどうなるかは全くわかりません。

 

優菜ちゃんは8バーディ、14ボギー、1ダボでした。

3日目、4日目のボギーが多いのは古江さんも同じなので、距離に泣かされたのは事実だと思います。この大会は昨年も出場して同じように決勝ラウンドで8オーバー叩いていますので、コースに対応しきれない部分があるのは事実でしょう。

それよりも右腕の状態が心配です。決勝ラウンドでのプレーにどの程度影響があったのか、コメントも出ていないので状態がわかりません。

来週は欠場して、5月にはワールドレディスのために一時帰国します。そこではマスコミの取材も入るでしょうし、彼女のゴルフを生で見るファンが多くいますので、右腕の影響がどの程度なのかわかるでしょう。

アメリカツアーメジャー第1戦、シェブロンチャンピオンシップ3日目はサスペンデッドとなりました。

上位選手はサードラウンドを数ホール残していますし、現時点でトップから3打差以内に6人もいますので、混戦が続いていると言ってもよいでしょう。

 

日本人選手と申ジエさんの成績です。

-5 畑岡さん(17H)、勝さん(13H)、申ジエさん(F)

-2 笹生さん(F)

-1 山下さん(F)

E 渋野さん(F)

+1 古江さん(17H)、岩井明愛さん(F)

+3 稲見さん(F)

+4 優菜ちゃん(F)

 

ホールアウトできなかった選手

畑岡さんは17ホールを終えて4バーディ1ボギーです。

勝さんは13ホールを終えて2バーディ2ボギーです。

古江さんは17ホールを終えて1バーディ4ボギーです。

 

ホールアウトした選手

笹生さんは6バーディ2ボギー1ダボでした。フェアウェーキープ10回、パーオン9回ですからショットは良くないですが、24パットとパット好調でした。バーディを量産していますがダボもあるという笹生さんらしいゴルフです。

 

山下さんは3バーディ2ボギーでした。バーディ3個全てがパー5ですから山下さんらしく100ヤード以内の精度とパットでバーディを獲れているのですが、3日間のパー4でバーディ1個ですから海外メジャーの難しさを感じているでしょう。

 

渋野さんは2バーディ1ボギーでした。パーオン8回で25パットですから、ショットをパットでカバーしたプレーでした。渋野さんはパット巧者ですからパットが上手くいけばこういうゴルフはできると思います。安定した成績を残すためにはショットの安定が不可欠ですが、今大会は上手く噛み合っていると思います。彼女の場合は今後数試合が大事です。1試合予選通過しただけですから・・・。

 

岩井明愛さんは5バーディ4ボギーでした。パー5で3バーディ獲っているように攻めるゴルフは得意な岩井さんですが、守るべきホールでパーセーブできずにボギーが多くなっています。岩井さんの課題がこの部分ですね。

 

稲見さんは4バーディ5ボギーでした。ティーショットは安定していますが、パーオン率の高い稲見さんとしてはショットが上手く行きませんでした。パットでスコアを作るタイプではないので、ショットの精度次第の試合が続きます。

 

優菜ちゃんは4バーディ4ボギー1ダボでした。10番までに3打スコアを伸ばしたのですが、12番以降は大きくスコアを崩してしまいました。フェアウェーキープ11/14、パーオン11/18、29パットなのでかなり悪いわけではありませんが、後半の崩れ方が気になります。腕の故障が影響していなければ良いのですが・・・・・・。30位以内が見えていただけに残念です。とにかく無事に4日間のプレーを終えて欲しいですね。

 

 

国内ツアー、フジサンケイレディスが終了しました。

最終日も風が弱く、スコアの伸ばし合いになりました。

ただ、今大会でありがちなビッグスコアでの逆転劇はありませんでした。

最終日のベストスコアは66の小林光希さん、アンダーパーは53人中の27人もいました。

優勝争いは終盤3ホールを残して5人に絞られましたが、その時点で10アンダーのトップだった竹田さんが16番パー5でバーディ、8アンダーだった鈴木さん、野澤さん、尾関さんがバーディを獲れませんでした。

16番ホールでほぼ決着が付きました。このコースは17番と18番で3打差がひっくり返る可能性があるのですが、竹田さんが17番をパーで通過し18番でダボを叩かない限り9アンダーの小林さんに追いつかれない展開となりました。

飛距離のある竹田さんが18番のティーショットをフェアウェーに置いた時点でほぼ決まりました。

 

竹田さんは2週連続優勝です。初優勝まで時間が掛かりましたが、今シーズンは好調ですし、特にショートゲームがレベルアップしています。自信もついてきたようですね。

 

ゴルフは自信が大事です。過信は禁物ですが、ゴルフの世界は自信がないと良いパフォーマンスはできないと思います。

好調な選手は自信を持ってプレーしています。

 

鈴木さんも自信を持ってプレーしています。パットは日本人選手ナンバーワンだと思いますし、100ヤード以内のショットやショートゲームの技術はかなり高いと思います。ただ、以前なら優勝していたであろう試合も若手選手に阻まれるケースが多くなっています。力を持った若手選手の流入と流出のバランスによって鈴木さんの優勝回数がどの程度増えるのか・・・という感じです。

 

野澤さんはバーディを獲れる選手ですが、守りが弱いですね。上位選手ではボギー数が目立ちました。最終日はチップインやロングパットが入るラッキーもありましたが、技術的には粗さを感じました。このままでは中々優勝に届かないですね。

 

尾関さんはショートゲームの技術は高いですね。少し飛距離で劣ることで優勝に届きませんでしたが、昨シーズンの不調から復調してきました。同学年の川﨑さんも続いて欲しいですね。