「第66回神戸新聞杯」~揃目開催の横の流れに共通項はあるのか?~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。


 さて、中間、何も書かなかった「菊花賞トライアル」の主役主場の方だが、古馬になって、準opが最も1着賞金が多い程度の「阪神芝2400m」をなぜ、3歳馬に走らせるのか?そこに意味を見出す主催者という結果ありきで、考察しても何も見えて来ない。条件上がりの身で「菊花賞」3着から5歳で「(記念)春天」を単勝万馬券で制したビートブラック、セントライト記念と菊花賞の硲に、この距離の「兵庫特別」という1000万条件特別を加算した結果「菊花賞」を3着した(外)バンデ。この距離の「アザレア賞」と古馬条件戦の「白鷺」など、この距離しか勝てずに「3勝馬」の身で引退したダンディーズムーンなどがこの距離の3勝象徴馬になるのだが、本当のシンボルははやり、5枠シュヴァルグランであろう。
 ところで、唐突に話が飛ぶが、今年7枠で出走予定のダート馬の身で「すみれS」3着馬したビッグスモーキーは、只のキーホースなのだろうか?と言う点に引っ掛かっている。その戦刻「すみれ」3着は、昨年の菊花賞馬キセキが所持していたものと同等のものである。キセキは「神戸新聞杯」でダービー馬に後塵を拝した馬であった。今年も再現可能なメンツは揃っていると言えるのだろうか。資格は1290万と1500万である。JRA外でも加算歴のあるのが今年の出走馬。揃目開催だけに出て来る戦歴でも無い訳だが。。昨年の「すみれS」は先週馬名を良く聞いたクリンチャーが勝った番組で、今年のそれはキタノコマンドールばかり話題になった訳ではなく、単勝1番人気は5着敗退のサウスポーであるコズミックフォース(セントライト記念*1着同枠馬)の方であった訳だが。

 そこだけにピントを合わすと、まだ、芝20だった頃のセンノロブロイの1着現物、「朝日杯」のつかない「セントライト記念」では*1着同枠になっただけのマッハヴェロシティ、牝馬なら「ロ-ズS」2着のベッラレイアなどの着ぐるみもあるが。タイトルと内容に乖離があるので、資料のみ、まんま引用コピペ掲載しておく。(単純な第55回と第66回のヨコ比較)


(追記)大事な事を失念していたので、加筆しておくと、先のビッグスモーキーは社台直系の一口である。それは、つまり、オッズにせよ、出走計画にせよ、主催者統制されない部分を多く含むようになった現行競馬では、その地位は、昔に比して大きく保証されている。メンバーが、その意思に反する会の方向性を黙認することは無いのである。それは、社台直系に関わらず、勝負服を見れば解るような会では、基本的には平等である。