今日は木曜稽古
掛物は
香川景樹の懐紙
秋日同詠関屋月
和歌
平景樹
今宵誰れコヨヒタレ
不破山フハヤマ越えて
板庇イタヒサシ
荒れし関屋の
月を見るらむ
昔から持っていたもので
何度も秋になると掛けている
ブログにも何度もあげた
この歌は
藤原良経の下記の歌を知った上での歌だろう
人住まぬ
不破の関屋の
板廂
荒れにし後は
ただ秋の風
『新古今和歌集』
香川景樹カガワカゲキ
1768~ 1843
江戸時代後期の歌人。
号は桂園ケイエン・東塢亭トウウテイ・梅月堂・
観鶩亭カンボクテイ・臨淵社・万水楼・一月楼。
景樹は自身の号から
桂園派という和歌の流派を率いて
晩年には門弟千人を数えたという
古今和歌集を尊重し
古今風の歌を詠んだというから
新古今の歌も周知のことだったろう
写真は
寄付のかけもの
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