我が家に昔、大久保利通の手紙があった。
ちゃんと額装してあり、詳しい知人に面白いから貸してほしいと言われて貸したこともあった。

そんなに上手い字ではなかったと思う。
もう20年以上前、両親の遺品整理というか実家の荷物整理のときに、今はなき長府のかわのやさんという骨董屋さんが一切を引き取ってくれたのだけど、若かったわたしはとにかく家をスッキリさせることが先決で、一切合切を和室に並べて、その手紙もそのとき一緒に手放した。

ちなみに6000円でした。

かわのやさんはなくなってしまったけど、あの手紙今どこにあるのかなあ。


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この本は人に借りたのだけど、間に挟まっていた栞が根津美術館の入館チケットで、なんだかその人の1日を想像して楽しい。

この本を読んでいたら、あの手紙に会いたくなってしまった。