Yumiko Activity Break Live | Theory Q

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一瞬で消えてしまう感覚。そいつを追いかける。

先週土曜はYumikoさんのブレイクライブを観に本郷三丁目の名曲喫茶カデンツァへ行ってきました。


ご結婚、そしてご懐妊と、幸せ続きのYumikoさんであります。演奏仲間の皆さんもおめでた続きとのことで、音楽界はベビーラッシュですね。





オリジナル曲にファン歓喜



ポップな「Wether Report」からスタートです。前半は優しいメロディのバラード「心から・・・」の後は比較的アップテンポの、ポップでキャッチーな曲が組まれていました。



そこから徐々に音数が増え、難易度の高そうな激しい曲へと向かっていきます。フルートはクラシックの楽器ですが、それでポップスを吹くというのがYumikoさんのスタイルですが、もうですね、メタルも吹いてしまうんですよ(笑)単音楽器なのに爆音対応可な、唯一無二のスーパーフルーティストなのです。







むしろいつもより激しい



オールオリジナルになって分かったのが、基本Yumikoさんの曲は超絶激しい、ということでした。フルートといえばクラシックコンサートやオーケストラなどで、優しく揺れながらきれいな高音を奏でるイメージが強いと思いますが、Yumikoさんはきれいな高音とともに激しく動きまくります。



歌うように、踊るように躍動しながら、それはそれは楽しそうな演奏です。動きながら全身でフルートを吹いているためか、生音でも十分ではないかというくらいの大音量でも安定しており、大音量+ロングトーンではビブラードも巧みに光ります。



そんなYumikoさんですから、ご懐妊ともなれば、いつもの演奏スタイルでは大きな負担があるのでは、と少し心配していました。が、ブレイクライブなのに、超ノリノリ&むしろいつもより激しい演奏!?  SUGEEEE!!!



身重さをまったく感じさせないパワフルな演奏が、一回の休憩を挟んだだけで約2時間ほど続きました。後半になっても全く疲れた様子もなく、ただただ楽しそうです。ご本人はお疲れとは思いますが、そう見えないのがすごいですね。





贅沢な編成



今回はYumikoさんのオリジナルを多数作曲されているピアニストKeikoさんと、ビブラフォンが綺麗なパーカッション服部恵さんを迎えた贅沢な編成でのライブです。



Yumikoさんのオリジナル曲の親だけあって、Keikoさんは型にハマらない自由さ、そしてやはり激しいピアノでした。フルートの曲なので高音部が多いのですが、サビで力強く鍵盤を叩くところやソロは曲がより華やかになります。Yumikoさんと共演されたJIMDOのCM「Antique in the Future」をこの編成で聴けたのには気分も上がりました!



Jimdo (ジンドゥー) TV CM「フルート奏者」篇




Jimdo ユーザーストーリー「フルート奏者 Yumiko」篇




服部恵さんのパーカッションはBLUE MOOD以来でしたが、リズムはもちろんのこと、オリジナルCDにはない、ツリーチャイム(?)などのアクセントでライブならではの彩りが生まれます。ビブラフォンはただただ優しく、「月灯りのエンドロール」ではチェロとまた違う、幻想的な音色が響き渡りました。



お2人とはもっと昔からの付き合いと思っていたのですが、Keikoさんや恵さんと交流が始まったのはYumikoさんが上京し、自らアタックしたことがきっかけと知り驚きました。故郷を離れて仲間を作っていく勇気と行動力には尊敬の念を抱かずにはいられません。そのすべてが東京の土地に根を張り、現在やこれから先のことにまで、しっかり結びついていくのだなと感動しました。



そして最新のYumikoさん作曲の「Raison d'être」は、暗め、とのことでしたが、私は暗いというよりはドラマチック、エモーショナルだと感じました。落ち込んでいるわけでなく、何か一つの希望に向かって真剣に思いを巡らせる、そんなイメージがします。日本語訳で存在意義という意味のタイトルも、なんだか深みを感じました。




アンコールは「直滑降」!



ええ、本当にそう聞こえます。みんなもそうだったのかと安心しました。キレのいいタンギングが成せる技でしょう。作曲されたKeikoさんも認める直滑降。本当は失恋の曲「Crosscurrent」らしいのですが、直滑降です。



いつの間にか振り付けができていました。一番盛り上がる部分で手拍子が止まるというシュールな感じですが、みんなでやるとそれはそれで面白いですね。基本ライブでは手拍子以外あまり動かずに見るタイプなのでちょっと小恥ずかしくもありましたが(笑)これは慣れていきたいです。みなさんもぜひ盛り上がりましょう!





また観たいライブ!



そうしてあっという間にブレイクライブが終わってしまいました。しんみりすることなく、楽しく送り出すことができてホッとしています。



フルート人生で初めてのお休みに、色々な不安があることと思いますが、ファンの皆さんとともにゆっくりと、CD聴いたりyoutube見たり(見ルヨネー(σ^▽^)σ)しながら復帰をお待ちしております。なので、急がず、焦らず、色々大変なことも含め、新しい命を迎えての日々を楽しんでいただけたらと思っております。



これまで積み上げてきたことや、ファンへの真心・感謝は、Yumikoさんがお休みの間もどんどん広がっていくはずなので、復活された時はまたみんなで直滑降しましょう(*⁰▿⁰*)!




『BORDER TONE』について



まだ2章までしか出ていませんが、Yumikoさんブレイクタイムのため、今後しばらくはセルフ監修での執筆になりますね。 



あまり意識されてはいないかもですが笑、Yumikoさんの持つ誠実さ、ファンの方への思いやり、そして私の作品イメージを大切にしてくださるご配慮は、一ファンとしてだけでなく、作者としても非常に嬉しいことでした。本当に、ありがとうございます。



微力ながら、Yumikoさんが復帰した後も全力で応援できるよう、お休みされている間に私は何ができるだろうかと考え、色々と計画しています。うまくいくといいのですが、私はこれまでと変わらず、まずやってみる、で頑張ります。





というわけで、長くなりましたが、Yumikoさん、激しいブレイクライブお疲れ様でした。貴重なお休み、お体大事にお過ごしくださいませ(*^◯^*)♪




龍  九尾